オンライン化された機器が普通に それが「IoT」の言葉がなくなる日 | 東京IT新聞

オンライン化された機器が普通に それが「IoT」の言葉がなくなる日

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オンライン化された機器が普通に それが「IoT」の言葉がなくなる日
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先ごろ、日立製作所は工場での生産効率化に向け、IoT(Internet of Things=モノのインターネット)の活用を進めることを発表した。生産行程の各種情報をセンサで集約して分析、効率を高めていくという。また、先頃は米アマゾンによる新旧さまざまなプロトコルで接続されたデバイスを管理するプラットフォームを開発・運営する「2lemetry(トゥレメトリー)」の買収が発表された。このニュースもアマゾンのIoT分野への取り組みとして認識されている。

スタンドアロン機器のネット接続であり方が変わる

アマゾンによる買収を告げる「2lemetry(トゥレメトリー)」のサイト

 IoT分野の話題は大きく2つのカテゴリに分けられる。

 ひとつは各種センサの小型化とワイヤレス化によって、従来よりも柔軟で細やかな情報収集が可能になったことによるもの。そしてもうひとつは従来「スタンドアロン(単独稼働)」だった機器をインターネットに接続し、オンライン化することによって可能になったものだ。

 前者がもたらす主な価値は効率化だが、後者はその機器のあり方さえも変える可能性がある。

本来とは異なる新たな価値観を提供する

サーモスタットをオンライン化した米ネスト・ラボは昨年1月に米グーグルが買収している

 たとえば、本来は室内の温度調節機器であるサーモスタットをオンライン化した「Nest(ネスト)」は、家庭のさまざまな機器をコントロールするハブとして機能しはじめた。

 また、もうしばらくで予約が開始される「Apple Watch(アップルウオッチ)」などのスマートウォッチは、スマートフォンがそうであったように、従来の「時計」とはまた異なる価値を見せている。

 自動車もそうだ。OSアップデートもあるテスラモータースの電気自動車はまさに“走るパソコン”といえる。

ソフトとハードウェアは元来切り離せない存在

 こうしたなか、ハードウェア産業において「ソフトウェアの価値が高まってきた」とも言われる。

 ただ、ソフトウェア分野からすれば、ディスプレイやマウスではカバーできない現実世界とのインタフェースを担うものとして、ハードウェアの価値が高まっているともいえる。元来切り離せないものなのだ。

 「マイコン炊飯器」という言葉がなくなったように、オンライン化された機器が取り立ててIoTと呼ばれなくなった時が本来のIoTの姿なのだろう。

《箱田 雅彦》

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