<書籍>家も車も持とうとしない「低欲望社会」の日本経済に未来はあるのか | 東京IT新聞

<書籍>家も車も持とうとしない「低欲望社会」の日本経済に未来はあるのか

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毎回、ITビジネスに関する書籍を紹介&プレゼントする「ブックナビゲータ」。今回は『低欲望社会』『中国のスティーブ・ジョブズと呼ばれる男』『情報の「捨て方」』『「言葉」を「お金」に換える文章術』の4冊を取り上げました。

この国で起きている現実を直視せよ

 

低欲望社会

~「大志なき時代」の新・国富論

著者:大前研一 発行:小学館 税込価格:1,620円

 住宅ローンが1%台という史上最低金利になるほど“カネ余り状態”となっている日本。にもかかわらず、若者は家も車も持とうとはしない「低欲望社会」が出現しており、これは人類が経験したことのない現象だと筆者はいう。

 そんな状況下で景気がよくなるはずもない。日本経済の根本問題を理解していない安倍晋三政権が進める「アベノミクス」はことごとく失敗するため、そのショックに備えよと説く。

 人口減少社会の暗い未来や、旧態依然で変わらない国の仕組みといった問題に鋭く切り込んだ本書。この国に何が起きようとしているのか。直視するには最適の書だ。

“紅いアップル”のカリスマ経営者

 

中国のスティーブ・ジョブズと呼ばれる男

~雷軍(レイ・ジュン)伝

著者:陳潤 翻訳:永井麻生子 発行:東洋経済新報社 税込価格:1,944円

 中国の北京に本社を置く通信機器メーカーの小米(シャオミ)。

 2011年の創業後、徹底したユーザ中心主義や、高いデザイン性の高機能端末が中国国内で人気を集め、今では世界からもっとも注目されるスマートフォンメーカーに成長している。

 同社は“紅いアップル”とも評され、創業者でCEOの雷軍(レイ・ジュン)氏はそのカリスマ性から「中国のスティーブ・ジョブズ」とさえ言われる。

 若き天才プログラマで、カリスマCEOである雷軍氏の半生を振り返った本書。小米はなぜここまで成長できたのか、若者に熱狂的な支持を得られる理由はどこにあるのかを克明にレポート。

不必要な情報を捨ててしまう方法とは

 

情報の「捨て方」

~知的生産、私の方法

著者:成毛眞 発行:角川新書 税込価格:884円

 インターネット時代になって得られる情報があまりに氾濫しすぎている。

 放っておけば、パソコンやスマートフォンに加え、テレビや新聞、雑誌など、もはや一生をかかっても処理しきれないほどの情報が流れており、目にも入ってくる。

 その大半は本当に必要かどうか疑わしい。メールやSNSのメッセージにいちいち反応していては、時間がいくらあっても足りない。

 筆者はムダな情報からは徹底的に逃げよ、とアドバイスする。そもそも情報とどう向き合うべきか、そして取捨選択の基準は何なのか。元マイクロソフト社長で書評家として知られる著者が徹底解説する。

文章力のない人はECで苦戦する現実

 

「言葉」を「お金」に換える文章術

著者:高橋フミアキ 発行:ぱる出版 税込価格:1,512円

 ECで何かを売る際に適切な紹介や説明文を書けない人は、商品やサービスが持つ本来の良さを伝えられずに、結果として不快な“宣伝”ばかりをしてしまい、客を逃してしまうことがある。

 「広告は一瞬で消えるが、コンテンツは財産として残る」と指摘。昨今は「オウンドメディア(自社・自分の媒体)」の重要性が認識されはじめたように、顧客の心に響く文章を書くことで、広告以上の効果が得られることがある。

 本書には共感を得られる文章の書き方からキャッチコピーの作り方、書くためのテクニックまで、Web運営に携わる人にとって、ぴったりの内容が詰まっている。

お好きな一冊を各1名様、合計4様にプレゼントします

(2015年6月14日締切)

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《東京IT新聞 編集部》

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