<モバイルデザイン>缶ビールの紹介サイト、いかに覚えてもらうかが勝負 | 東京IT新聞

<モバイルデザイン>缶ビールの紹介サイト、いかに覚えてもらうかが勝負

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今回はビールメーカーのブランドサイトを取り上げた。大手ビールメーカーといえばキリン、アサヒ、サッポロなどが挙げられるが、いずれも商品の特徴をよくとらえたサイト作りである点に注目したい。その種類が無数とも感じられるほど存在する缶ビール市場にとっては、商品をいかに覚えてもらえるかということが重要テーマになる。その工夫をサイトにも活かしているメーカーが多い。

若者への巻き返しを図る

キリンラガービール<Link
 「キリンラガービール」はサイト基調を深い赤色に統一し、非常に印象深い色合い。市場でも歴史の長いラガービールだが、そのラベルの色を全面に押し出した。商品が持つ伝統の色を顧客に再び印象づける必要があるのだろう。  実際、1888年から続いているこの商品、年配層には親しまれた商品だが、若者にとっては“One of them”だ。背景色に打ち出した伝統の“赤”を印象付けして、「大人になるほど、ラガーはうまい」という若者離れを逆手にとったキャッチコピーは、主に若手社会人に向けたメッセージとして効果的だ。  裏打ちされた自信をもつ老舗だからこその工夫が感じられる。

商品が持つ高級感を全面に

ドライプレミアム(アサヒ) <Link

  アサヒの「ドライプレミアム」は、商品が持つ高級感を全面に出すべく、金をモチーフとした背景、そして青を基調としたボタンやバナーなど、商品カラーをイメージした作りだ。

 背景の金は屏風をイメージしたものにも見えるし、ビールの泡をイメージしたものにも見える。  いずれにしても、商品の特徴や旨味を印象づけている点に注目したい。各コンテンツに繋がるバナーも、メッセージ性のあるキャッチコピーに絵や写真が添えられ、下層コンテンツの持つ雰囲気が伝わりやすい。かつタップするには充分な面積があるため、誤操作も起きづらい。

商品への想いを全面的に伝達

YEBISU(エビス) <Link
 「YEBISU」はお馴染みのエビス様をあしらった缶をメインビジュアルに表示。ファーストビューの大部分を占めており、インパクトあるデザインだ。そのメインビジュアルがスライドされ、限定商品などの情報も流れてユーザを惹きつけている。  トップページ中ほどの「エビスにしかつくれないコクがある」という部分は、グラスについだYEBISUを背景に、商品へのこだわりを説明。  その配下にも、こだわりポイントをバナーで並べており、タップする文字が出てくる仕組みで、商品への想いを全面的に伝えているサイトといえよう。

テレビCMとの連動を意識

ザ・プレミアム・モルツ(サントリー) <Link

  サントリーの「ザ・プレミアム・モルツ」は、商品であるビール缶外側のデザインがメインビジュアルにもデザインされており、頭の中で商品とサイトの連動がしやすい。

 また、矢沢永吉氏がメインビジュアルに写っている点が、他とは異なる印象付けをしており、テレビCMのイメージも想起されるのではないだろうか。CMを紹介するコンテンツもあり、テレビとの連動を意識したサイトといえよう。

 また、「ザ・プレミアム・モルツが飲める店」というコンテンツも、ファンには嬉しい仕組み。お店ありきではなく、ビールありきでお店を選んでもらうような、そんなこだわりも感じさせる。

 

《津田 武》

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