福岡で15年続けてきたITセミナー「D2K」、22日に初の無料開放 | 東京IT新聞

福岡で15年続けてきたITセミナー「D2K」、22日に初の無料開放

エンタープライズ 市場動向

九州のIT界で知る人ぞ知るITビジネスセミナーがある。福岡市のデジタルコンテンツ・クリエーターの支援団体「D2K」(代表・覚田義明ペンシル社長)が主催し、国内外で成功している著名人を講師に招くため人気は高く、元気をもらう参加者が少なくない。今回は今月(6月)22日に開き、講師は米グーグルの副社長で日本法人の社長だった村上憲郎氏。事前申し込みをすると、誰でも無料で参加できる。

大名地区を福岡のシリコンバレーにしたかった

1999年から活動を続けている「D2K(デジタル大名2000)」
 D2Kは「デジタル大名2000」の略称。1990年代にSOHOやスモールビジネスの集積地だった福岡市大名地区から取った。  「大名を福岡のシリコンバレーにしたかった」と代表の覚田さん(51)は話す。1995年2月に“脱サラ”して起業。99年12月に仲間たちとD2Kを立ち上げた。以来、毎年開き続け今回が87回目。これまでは事前登録すると1000円、行わない場合は2000円の参加料を集めて会場の借料や設営などに充てた。それを初めて無料開放する。  そうするには動機があった。覚田さんは50歳でアメリカ西海岸のサンフランシスコのWebコンサルティング会社のインターンシップとして3カ月間、現地に住み込んで働いた。「グローバルなビジネス」を学ぶためだった。  帰国2カ月後にペンシルの現地法人を設立。グル―バルな経営者を育成するアカデミーを併設した。  「私がグローバルビジネスを体験したように、若者にも西海岸のシリコンバレーやシアトルの雰囲気を体験してもらいたくてアカデミーを設立しました。そこでアメリカ生活の長い村上さんにセミナーの講師をお願いしました」と覚田さん。  「1人でも多くの20代の若者にグル―バルとは何かを知ってもらいたい」とセミナーも初めて無料開放した。

テーマは「海を渡れ!グローバルを体感せよ!」

村上氏(左)と覚田さん
 機械が人間になるのか?人間が機械になるのか? アンドロイドへの道!「海を渡れ!グローバルを体感せよ!」――。  セミナー参加を呼びかけるポスターには刺激的な言葉が躍る。セミナーは3部制。22日(月)19時から、福岡市中央区渡辺通り2丁目の電気ビルみらいホール。  1部では「日系地球人」と公言する村上氏が、アメリカでの体験談をはじめグーグル・グラスやスマート・ウォッチ/コンタクトレンズ、スマートTV、スマートグリッドなど、最先端のIТ技術やデバイスを題材にして、グローバリゼーション(地球化)を解き明かす。  2部は覚田さんが登壇。サンフランシスコでの体験談を紹介しながら、シアトルとシリコンバレーに立地する企業でのインターンシップの希望者を募る。インターンシップの派遣期間は2カ月間、旅費と住居費は覚田さんが負担。今年9月を皮切りに毎年1人、10年間派遣する予定だ。  3部では村上氏と覚田さんの対談が組まれている。  セミナーの定員は200人。参加費は2000円だが、事前登録で無料。学生も無料だ。  申し込みはD2KのWebサイトか、Facebookページへ。 
《筑紫 次郎》

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