<書籍>働く人と企業が「信頼」で結ばれる新しい雇用のあり方とは | 東京IT新聞

<書籍>働く人と企業が「信頼」で結ばれる新しい雇用のあり方とは

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毎回、ITビジネスに関する書籍を紹介&プレゼントする「ブックナビゲータ」。今回は『ALLIANCE~人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用』『鈴木さんにも分かるネットの未来』『NTT30年目の決断~脱「電話会社」への挑戦』『ほんの1秒もムダなく片づく情報整理術の教科書』の4冊を取り上げました。

会社と社員の関係を一新する時代に

 

ALLIANCE

~人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用

著者:リード・ホフマン/ベン・カスノーカ/クリス・イェ 翻訳:篠田真貴子/倉田幸信 発行:ダイヤモンド社 税込価格:1,620円

 米の人気ビジネスSNS「LinkedIn(リンクトイン)」創業者らによる本書。終身雇用の時代には戻れないなら、今こそ雇用主と社員の関係を見直す時ではないか、と指摘する。

 雇用を「取引」としてではなく「関係」ととらえるための枠組みが会社と社員の「アライアンス」。期間を明確に決めて互いが成長することを目指して結ぶ提携契約だ。

 信頼関係を築き作るものなので、たとえ会社を去った「卒業生」であっても良好な関係が続く。シリコンバレーの隆盛もこうした考え方が根底にあると筆者はいう。

 時代の変化が激しい世の中で、新たな経営手法や働き方として試す価値はありそうだ。

平易にネットの本質を鋭く切り込む

 

鈴木さんにも分かるネットの未来

著者:川上量生 発行:岩波新書 税込価格:972円

 大手出版グループ・角川ドワンゴの社長である筆者。個人的に師事しているのがスタジオジブリで活躍する67歳の鈴木敏夫プロデューサーだ。同氏へインターネットとは何かを説いた一冊。

 “先生”である鈴木氏を前に、徹底的にネットの本質を追求し、平易な言葉で説明を続ける姿勢に好感が持てる。

 炎上はなぜ起きるかを“ネット原住民”との対立軸で比較したり、中身に乏しいそれらしい言葉で煙に巻くネット業界の胡散臭さを指摘したり、出版社やテレビ局などのコンテンツ業の現状と未来を予測したり、分かりやすい説明を尽くしながらも鋭く切り込む指摘に頷かされる。

巨大NTTも今や“裏方”として存在

 

NTT30年目の決断~脱「電話会社」への挑戦

著者:榊原康 編集:日経コミュニケーション 発行:日経BP社 税込価格:1,944円

 日本を代表する巨大通信会社であるNTT。今では最前線に立つのではなく“裏方”としてインターネット界を支えている現実があるという。かつての電電公社から変貌していった30年を徹底した取材で追っていく。

 出自が公営企業ならではの品の良さや、規制に縛られながらも10兆円企業にまで育ったのはなぜなのか。意外にも海外市場で買収を続けてきた歴史が興味深い。

 NTTドコモに関する章では、低迷する業績に端を発したコスト大削減劇や新料金プランの失敗などを詳しく紹介。NTTから分離された頃の反骨精神が消え、「大企業病」だと指摘されるドコモの行方が気にかかる。

仕事の本質は“整理する”ことだ

 

ほんの1秒もムダなく片づく情報整理術の教科書

著者:根岸智幸 発行:技術評論社 税込価格:1,922円

 デジタル時代の仕事における情報整理術を紹介する本書。すべての仕事は、(1)必要な要件を整理して決める、(2)素材を集めて整理する、(3)見やすく整形(整理)してアウトプットする――この3ステップに集約されると筆者は言う。

 この“何かを整理する”という行為をいかに効率化するか。Gメールの効果的な使い方からスケジュールの管理、Evernote(エバーノート)の活用法、アイデアや課題の整理法、チーム内での共同作業まで、最適なツールを選び、ビジネス現場ですぐに効果的な活用ができるよう説明が加えられている。

 クラウド型ツールをいまいち使いこなせていない人におすすめ。

お好きな一冊を各1名様、合計4様にプレゼントします

(2015年8月16日締切)

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《東京IT新聞 編集部》

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