<書籍>「シェアリング・エコノミー」の現状と課題の解決策を提示 | 東京IT新聞

<書籍>「シェアリング・エコノミー」の現状と課題の解決策を提示

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毎回、ITビジネスに関する書籍を紹介&プレゼントする「ブックナビゲータ」。今回は『シェアリング・エコノミー』『最速の仕事術はプログラマーが知っている』『デジタルPR実践入門 完全版』『里海資本論~日本社会は「共生の原理」で動く』の4冊を取り上げました。

あらゆるものを「シェア」する潮流

 

シェアリング・エコノミー

~Uber、Airbnbが変えた世界

著者:宮崎康二 発行:日本経済新聞出版社 税込価格:1,728円

 あらゆるものを“シェア”しようという世界的な動きである「シェアリング・エコノミー」の現状を米国の先進サービスをもとにひも解く一冊。

 自宅などの空いた部屋を宿泊場所として貸し出す「Airbnb(エアビーアンドビー)」をはじめ、タクシーのように車を共有するライドシェアサービスの「Uber(ウーバー)」などは日本でも知られる。

 これ以外にも、会議室や駐車場と言ったスペースを共有したり、家事を代行したり、あらゆる分野でサービスが続々登場する。

 一方、宿泊や運送業務には国の規制がある。その部分との整合性という課題や、解決への道筋をまとめた点で有意義な書だ。

プログラマ思考はビジネスに役立つ

 

最速の仕事術はプログラマーが知っている   著者:清水亮 発行:クロスメディア・パブリッシング 税込価格:1,598円

 ITベンチャーの社長で「天才プログラマ」と呼ばれた筆者による最新書。プログラミングの思考を生かすことであらゆる仕事が効率化できることを説く。

 タイピングからメール送信、議事録の書き方、ファイル整理の仕方といったビジネス現場の日常業務に応用できそうな考え方だけでなく、リーダーや経営者としての心得や、チームの成果をどうあげるかといった点にも触れる。

 さらにはプログラミングの思考を応用した経営のあり方やビジネス設計方法も明かす。合理的かつ効率的な仕事や経営はどうすれば実現できるのか。すべてのビジネスパーソンに大きなヒントを与えてくれる。

ネットのPR戦略に欠かせない1冊

 

デジタルPR実践入門 完全版

編著:広報会議編集部 発行:宣伝会議 税込価格:1,981円

 広報やPRという職業が年々重要視されている。一方通行のメッセージとなりがちな「広告」を不特定多数に大量投入するのではなく、客観的な記事として取り上げてもらうことが、製品やサービスの認知度を高めることに効果的だからだ。

 一方、あらゆる分野でWeb媒体が乱立しているなかでは、従来のテレビや紙メディアだけに頼っていては情報の広まりは期待できない。デジタル分野で効果的なPRを行うためにはどんな知識が必要なのか。

 本書では、20人の専門家がWeb媒体の裏側やニュースリリース配信のノウハウ、炎上対策までを徹底的に解説。担当者だけでなく経営層にもぜひ読んでほしい。

「里山」の次は「海」の価値にも気付く

 

里海資本論 ~日本社会は「共生の原理」で動く   著者:井上恭介/NHK「里海」取材班 発行:角川新書 税込価格:864円

 一昨年、米国を中心とした「マネー資本主義」を否定し、里山の価値を説いて大きなブームを起こした『里山資本主義』に続く第二弾。今回は「山」ではなく「海」の価値と可能性を地道な取材によって検証する。

 赤潮に悩まされた海がカキを養殖することで蘇ったり、スクリューに絡まり邪魔者だった「藻」が資源となったり、NHKの番組と連動しているからこその細かな現場取材が本書の魅力だ。

 ただ、今作では前作のようにマネー資本主義との対立軸を打ち出す書き方はされておらず、どこか“優しくなった”印象も受ける。それだけ里山の価値に気付く人が多くなった証左かもしれない。

お好きな一冊を各1名様、合計4様にプレゼントします

(2015年9月13日締切)

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《東京IT新聞 編集部》

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