【マッチング】いたばしのチャレンジ…製造・加工業の転換と将来 | 東京IT新聞

【マッチング】いたばしのチャレンジ…製造・加工業の転換と将来

エンタープライズ 企業動向

“ものづくりの板橋”で開催する、製造業のためのビジネス展示会、「第19回いたばし産業見本市『製造と加工技術展』」が12~13日、東京都板橋区の板橋区立東板橋体育館で開催されている。

板橋区は都内有数の工業集積地であり、光学・精密機器産業など多数企業が事業を展開している。産業見本市では、そうした板橋区の産業特性を活かし、製造業の企業による製品・技術の展示、幅広い産業を支えている区内企業の技術、板橋発の新製品を紹介する。

板橋区の近代工業は、1876年に陸軍が火薬の製造を開始したことが発祥だ。昭和初期に関東大震災からの復興と軍事産業の拡大で、工業地域として発展する。板橋における光学産業はこのころ始まった。戦後は平和産業に転換、1962~63年には、双眼鏡をはじめとする精密機器の7割が板橋区から出荷された。部品点数の多いカメラや顕微鏡は、大手組み立て企業を頂点としたピラミッド型生産体系を構築した。さらに60年代後半になると印刷関連業種が都心から移転してきて定着、区内最大の業種となった。

しかし90年代になると大企業は労働集約的な仕事を海外に移転させ、区内中小企業との結合関係は弱まり、工場数は減少する。いっぽう2000年ごろからIT、健康・医療・福祉など新産業への期待が高まり、光学産業でもデジタルカメラ、医療機器、計測機器などハイテク機器へ転換が始まっている。

産業見本市では板橋区内の企業をはじめ、約120の企業・団体が製品・技術をPRする。板橋地域のものづくりブランドを特徴付ける「光学」と、今後の成長が期待される「医療・健康産業」では特別展示エリアが設けられた。特別展示は国際光年イベントとしても登録されている。
《東京IT新聞》

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