スマホのWi-Fi信号をキャッチ、手軽に使える訪日客の分析ツール登場 | 東京IT新聞

スマホのWi-Fi信号をキャッチ、手軽に使える訪日客の分析ツール登場

プロダクト ウェアラブル

インバウンドと呼ばれる外国人観光客の日本での動向について、傾向が把握できる新サービスが先月(2015年10月)登場した。

ベンチャーのモバイルAブリッジが開発した「ウォークインサイト(WALK INSIGHTS)」は、スマートフォンから発信されるWi-Fiの信号をキャッチすることで、店舗外の通行量や店舗来訪者の傾向を分析するツールで、特に訪日観光客の動向を測るうえで強みを持つ。

Wi-Fi信号による分析ツールはほかにもあるが、ウォークインサイトは、独自の利用傾向データベースを構築することで、海外訪問客のWi-Fi信号を判別。どこの国から訪日したかもわかるという。

現在、同社は都内の新宿や池袋、原宿などで実証実験を行ってきたが「新宿は中国からの訪問客が多く、原宿だと欧米からが多い」(同社)といった傾向も見えてきたと話す。これまで、訪日客を詳細に分析できるツールがほとんどなかっただけに、既に大手企業からの引き合いも相次いでいるという。

なお、このツールでは個人が特定できるような情報の収集は行っておらず、取得情報も暗号化処理するなどセキュリティ面にも配慮している。

一方、もう一つの特徴は、中小店舗などでも手軽に導入できる利用料金だ。センサーは1台1万円、月額利用料も1万円からとなっている。

導入することによって、平日や休日、時間別の通行量や来訪者数、滞在時間、リピーター率といったデータに加え、訪日客の分析を行うことができるようになる。また、センサーは10センチ程度の箱型で、185グラムと軽量なため、天井などに簡単に取り付けられる。

操作画面は、Webサイトの分析に使われている「グーグルアナリティクス」に似ており、リアル店舗の来客者分析でも、普段慣れているWeb分析ツールの感覚で使える点は人気を集めそうだ。
《東京IT新聞》

編集部のおすすめ

特集

page top