<モバイルデザイン:最終回>モバイルサイトを牽引する業界とは | 東京IT新聞

<モバイルデザイン:最終回>モバイルサイトを牽引する業界とは

プロダクト モバイル

長年続いた本連載の最終回(第113回)は、高級ファッションブランド業界のスマートフォン(スマホ)サイトを取り上げる。本コーナーを始めてはや5年となるが、これまで同業界のスマホサイトは事あるごとに紹介をしてきた。

というのも変化が非常に激しいからである。季節により、デザインの雰囲気を変化させたり、新しいアイテムが出るごとにメインビジュアルを変更したりと、まるで四季に合わせてショップに並ぶ商品が変わるかのごとく、敏感にその様を変化させている。

また、デザインに精通した業界だけあって、モバイルサイトといえど手抜きがまったく見られない。むしろ、モバイルデザインを牽引してきた存在とも言える。

まさにこの「モバイルデザイン最前線」に相応しい業界と言えよう。代表的なブランドのデザインを紹介し、本コーナーの幕を閉じる。これまでお読みいただいた全ての読者に感謝を申し上げます。

▼下層ページの作り込みに注目

LOUIS VUITTONは白地に黒のヘッダを用いることでシンプルに構成。シンプルであるがゆえに目立つ下層ページへのバナーなどは大きめに配置することで、その存在感をより演出している。下層ページの作り込みにもこだわりを感じる。

たとえば、「LV FIFTY FIVE」という時計のコーナーに行くと、時計の細部までが手に取るようにわかるほど写真がアップで写っており、質感が非常に重要視されている。ファンにとっては非常に嬉しい内容だ。

▼大きな写真でインパクト

GUCCIは画面いっぱいの、いや、画面を遥かに超える高さの画像がメインビジュアルとして選ばれている。画像に写し出されているのは新作のバッグだが、商品がここまで大きな写真で紹介されているとかなりのインパクトをもたらすという好例。

商品紹介ページもカテゴリや商品種類だけでなく、商品一つひとつが非常に細かく紹介されており、ファンにとってありがたい消費者視点のサービスだ。

▼写真だけでなく文字でも表現

BVLGARIでは、商品やモデルなどの大きめな写真(画面の両端まで伸びるサイズ)がいくつか並び、それ全体がメニューとなっている点は、GUCCIのサイトに似ている。

しかし、所々に白背景に黒文字のシンプルなボックスが並び、カテゴリの紹介をしているのが特徴的なデザインだ。

▼購入可能な商品の絞り込みOK

CARTIER(カルティエ)は黒地をベースとし、サイト全体が高級感あふれるデザイン。メインビジュアルの画像がローテーションし、新作情報などに繋がる。ヘッダーメニュー右端に箱のアイコンが表示され、タップするとサイトマップが出てくる点が非常にユニークだ。

1000点以上もある商品が並ぶこのサイトでは、オンラインで買えるものもあればそうでないものも多い。そこで、購入が可能な商品だけを絞り込む“ON/OFF”ボタンがついている。即座に購入したいユーザにとってはありがたい機能。商品点数の多い業界ではぜひ参考にしたい仕組みだ。
《津田 武》

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