“未来のプロダクト”を買える? 試作品サイトがオープン | 東京IT新聞

“未来のプロダクト”を買える? 試作品サイトがオープン

コンシューマー EC

オンラインショッピングサイト「STYLESTORE」を運営するエンファクトリーと大日本印刷(DNP)は25日、これから商品化される試作品を購入できるWebサイト「TSUKURITTE STORE(ツクリッテ ストア)」をオープンした。

TSUKURITTE STOREは「“未来の日本のいいもの”を販売するWebサイト」がコンセプトで、ファッション雑貨やインテリア、ステーショナリー、ITガジェット、お酒や食品などを幅広く展開する。

国内外のクラウドファンディングサイトなどの各種Webサイト上にある商品から、日本の伝統産業・地場産業メーカーの試作品やデザイナーのアイデアまで、さまざまな試作品を集めた。新しいプロダクトを生活者に提案するいっぽうで、TSUKURETTE STOREを閲覧した生活者が、試作品の購入を通じて商品化のプロセスに参加することで、日本の地域産業のモノづくり支援に関わることになる。

また希望するメーカーは、TSUKURITTE STOREが提供するクラウドファンディングのシステムを活用して、商品のテストマーケティングもできる。このシステムでは、あらかじめ目標の販売数量を設定しておき、この目標を達成した場合のみ生産・販売が実施され、目標数未達成の場合は生産・販売をキャンセルできるため、メーカーはリスクヘッジしながら新製品を開発できる。

またエンファクトリーとDNPは同時に、“つくり手(メーカー)”に対して、“つかい手(ユーザー)”を見据えた商品開発の機会を提供するプラットフォームとして、メーカーとデザイナー、バイヤーとをビジネスマッチングするコミュニティサイト「TSUKURITTE LAB(ツクリッテ ラボ)」も、同時にオープンした。

TSUKURITTE LABでは、プロデューサーの主導のもと、伝統産業・地場産業メーカーの持つ高度な技術と、デザイナーのアイデアをマッチングさせるだけでなく、ユーザーの視点を持つメンバーとしてバイヤーなどをチームに加え、商品を開発する。

さらに、エンファクトリーが運営する店舗をはじめとするさまざまな流通事業者への販路の開拓や、プロモーションの展開などもプロデュースする。必要に応じて、生活者の商品に対する理解が深まるよう、商品が持つ価値や開発にいたった背景、つくり手の思いなどのストーリーも企画する。

今回の協業において、エンファクトリーは、ビジネスマッチングから商品企画までのプロデュース業務を主に担当する。また、運営するオンラインショップ「STYLE STORE」や、リアル店舗「& STYLE STORE」での販売も行う。DNPは得意先企業やDNPグループの全国のネットワークを活用し、商品情報の収集や新たな販路開拓などを行なう。

エンファクトリーとDNPは、伝統産業・地場産業メーカーに向けて、これまでよりもリスクを抑えながら、新商品を生活者に提案する機会として本サービスを提供し、地域産業の振興に貢献していく。

エンファクトリーとDNPは、TSUKURITTE STOREおよびTSUKURITTE LABの開設と同時にサービスの試行を開始し、2016年度の事業化を目指す。2016年度に20件の商品化を目標とする。
《東京IT新聞》

編集部のおすすめ

特集

page top