2016年の景気見通し…「踊り場局面」39.5% | 東京IT新聞

2016年の景気見通し…「踊り場局面」39.5%

エンタープライズ 市場動向

 帝国データバンクは「2015年の景気動向および2016年の景気見通し」に関する調査を実施。全国の大企業2341社、中小企業8279社、計1万620社による回答結果を14日に発表した。同社では同様の調査を06年から実施している。

 15年の景気について「回復局面」だという回答は7.5%で、前年の7.8%からほぼ横ばい。「悪化局面」は19.9%で、前年の28.9%から9ポイント減少している。一方、「踊り場局面」が前年の48.1%から54.8%へと6.7ポイント増加した。なお、「踊り場局面」が5割を超えたのは、調査を開始した06年以来で、9年ぶりのこととなる。

 過去の推移でみてみると、07年以降、「悪化局面」が「回復局面」を上回っていたが、13年には「回復局面」が逆転。14年には再び「悪化局面」が上回ったものの、14年から15年にかけてその差は小さくなり、アベノミクスが一定の効果を出していることがうかがえる。

 一方、景気見通しについては2007年(06年調査実施)以降、やはり「悪化局面」が「回復局面」を上回ってきた。2014年(13年調査実施)の見通しでは逆転したものの、15年(14年調査実施)からは再び「悪化局面」がを上回っている。16年(15年調査実施)も「回復局面」が11.3%、「悪化局面」が23.9%だった。ただし、「踊り場局面」は39.5%と、2007年(06年調査実施)に次いで高い比率を占めており、横ばいの傾向がうかがえる。

 16年の景気見通しを企業規模・業界・地域・従業員数別にみると、地域別では北海道・東北・北陸・東海・近畿・九州で、従業員数別では50人以下で「悪化局面」が多数を占めている。どうやらアベノミクスの成果は、いまだ中小企業や地方に届いていないようだ。

アベノミクスが中小企業や地方に届いていない!? 景気に関する意識調査

《加藤宏之/HANJO HANJO編集部》

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