クルマ×ITが社会を変える…公募新規事業プレゼンテーション | 東京IT新聞

クルマ×ITが社会を変える…公募新規事業プレゼンテーション

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中古自動車買い取り・販売のガリバーインターナショナルでは7月より、ベンチャー企業との事業創造プログラム「Gulliver Accelerator」を運営している。本プログラムの成果を発表する「Demo Day」が17日、東京都内で開催された。

「Gulliver Accelerator」は、ガリバーのもつアセットと、ベンチャー企業が持つスキルやノウハウをマッチさせることで、クルマ社会に新たなイノベーションを生み出そうとする試みだ。羽鳥貴夫代表取締役社長は「変革期にある自動車業界において、ガリバーは新世代を担うチームとの協業が必要」という。8月に募集締め切り、選考を行ない、9~11月に選抜チームは、様々なアセットやメンター陣のサポートを受けながら、事業を開発した。

「Demo Day」では、「Gulliver Accelerator」に参加した株式会社トイロ、株式会社gCストーリー、株式会社ハタプロの3社が、取組みの成果をプレゼンテーションした。

■ハタプロ:自動車×IoT……ハタプロはIoT端末開発を手掛けるベンチャー企業。車内に設置するだけで、環境の変化をAIが学習、運転の環境と安全を守ることができる端末「flagle」(フラグル)を開発した。高齢ドライバーの危険運転の事前予測や、乗車中の居眠り運転の防止などでの活用が期待される。棚末に加速度センサー、二酸化炭素センサーなどを搭載して位置情報と合わせて収集、SIMを経由してデータをクラウドに送る。従来は法人向けの高価なサービスしかなかったが、SIMの登場やハードウェアの低コスト化で安価なサービスが可能になった。

■gCストーリー:検査員派遣クラウドソーシング……gCストーリーは、主に看板施工事業者のクラウドソーシング事業を手掛けている企業だ。オンラインでの中古車取引でボトルネックとなる「商品の信頼性」を担保するための、自動車の状態を件際する自動車検査員をクラウドソーシングする。看板職人を自動車検査員にコンバートして、隙間時間を埋め稼働率を高める。看板職人は多能工で、ボルトの触りやシーラント(充填材)の手触りの確認といった、自動車検査員に共通する技能は少なくない。

■トイロ:オウンドメディア開発によるDMP活用……TOYRO(トイロ)はコンテンツ運営のCMS開発を手掛けているベンチャーだ。トイロのコンテンツ開発ノウハウと、ガリバーのもつ自動車販売データベースを紐づけることで、オンライン上のユーザーデータを統合し分析する。それを通じて、リアル店舗における業務改善やキャンペーン設計、営業手法の改善まで幅広く役立てる。

プレゼンテーションの後、最優秀賞がハタプロに、優秀賞がgCストーリーに決定した。ガリバーインターナショナル新規事業開発室の北島昇氏は「次のステップは未定」という。事業化はガリバーエクスクルーシブでなくてもよいし、ガリバーがクライアントのひとつとなる独立事業にしてもよく、今後の展開は未定とする。
《東京IT新聞》

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