オシャレなスマホ対応手袋の使い心地【木暮祐一のモバイルウォッチ】 | 東京IT新聞

オシャレなスマホ対応手袋の使い心地【木暮祐一のモバイルウォッチ】

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 これまで、どんな状況においても手袋をしたことがなかった筆者。しかし3年前に、東京から雪国である青森へ引越してからは、さすがに冬場の素手での生活に耐えられなくなった。とくに移動においては必ずクルマの雪下ろしが伴い、これを素手でやっていては凍えてしまうのだ。

 そもそも手袋をしてこなかったのは、ケータイやスマートフォンの操作が不便なためである。かつて1990年代中頃の携帯電話で、とくに当時のノキア製やエリクソン製のものは端末自体が大きいだけでなく、数字キーがラバー製でボタン間隔も十分に取られていた。これは厳寒の北欧で、手袋をしたままでもボタン操作がしやすいようにという文化的理由があったそうだ。

 一方で、日本の携帯電話は手袋をしたまま操作するなんてことは考えておらず、素手でなければ操作できないものばかりだった。さらに昨今はフルタッチパネル式のスマホばかり。とくにiPhone以降は「静電式タッチパネル」が主流となり、複雑な操作が可能になった一方で、“素手”でなければ動作しないものとなった。ケータイやスマホが常に手放せない筆者としては、手袋を避けてきた最大の理由がこれだったのだ。

■スマホ対応手袋が登場したが、まるで軍手!?

 静電式タッチパネル搭載のスマホがこれほどまで広く一般に浸透してくれたおかげで、近年は「スマホ対応手袋」も多数登場し、寒冷地でのスマホ利用に大変重宝してくれるようになった。とはいえスマホ対応手袋は、本音を行ってしまえば「ダサイ」の一言。その多くはまるで「カラー軍手か?」と思うような素材のものばかり。しかも、毛糸素材のものでは厳寒地じゃ使い物にならないし、デザインについても物欲をかき立てるほどのもがなかった。

 とはいっても、寒さには耐えられない。寒冷地では手袋は外出時に欠かせないもの。できることならレザー製の手にフィットするようなタイプのものが出てこないかなと期待していたところ……、良い製品を見つけることができた。

 雑貨やモバイルアクセサリーの通販事業を手掛けるHamee(神奈川県小田原市)が、すでに多種多様なスマホ手袋をラインアップしていたようなのだが、ここから柔らかくて肌触りが良い高級素材として知られるシープスキンを使った、その名も「シープスキン」シリーズと、手のひら側にラムレザー、手の甲側にハリツイードを組み合わせた「ハリツイード」シリーズというのを見つけ、チョイスしてみた。

 軍手のような手袋では見栄えが悪くしかも寒い。しかもスーツ姿にもしっかりとフィットし、可能なら高級感さえも感じられるものが欲しかった。そんなわけで、「シープスキン」のほうはメンズ向けの「ステッチ・ブラック」を、そして「ハリツイード」のほうはメンズのグレーヘリンボーンを選択してみた。

■柔らかく手にフィットするシープスキン

 「シープスキン」は柔らかく上質なツヤを持ったイタリア製シープスキンを使っているとのこと。シンプルなレザー本来の素材の美しさを活かし、かつ筆者がセレクトした「ステッチ」はいい感じで手の甲にフィットしてくれる。手袋の裏地には薄手で、かつ柔らかいフェイクレザーが使われ、肌さわりも良く温かい。シープスキンは牛革に比べて軽く柔らかく、しかもしなやかさも兼ね備える素材である。肌さわりも良く、馴染めば馴染むほど肌に吸い付くような感じだ。

 スマホの操作だが、指はもちろん手袋表皮のすべてが電導素材処理されていて、どの部分でもディスプレイ操作が可能である。筆者はオーソドックスな「ブラック」を選んだが、このほかのカラーとして「ボルドー」「ブラウン」の計3色から選べる。また形状としては「ステッチ」の他に、手首のところにベルトが付く「ストラップ」、そしてステッチのない「プレーン」ともある。

 またレディース向けには、形状が「プレーン」と、手首の部分にリアルファーを配した「ファー」を選択でき、さらにカラーも「ヴァイオレット」を加えた4色展開である。

■トレンド素材のハリスツイード

 もう一つ入手したのは、手の甲側にツイード素材をあしらった「ハリスツイード」。ハリスツイードはセレクトショップなどでも取り扱われる今シーズン注目のトレンド素材なんだそうだ。スコットランドで、職人の手によって織り上げられたツイード素材を使用。手のひら側には柔らかいブラックのラムレザーとなっている。ハリスツイードの色柄違いで「グレーチェック」「グリーンチェック」「緑ヘリンボーン」「ネイビーヘリンボーン」「グレーチェック」「ネイビーヘリンボーン」から選択が可能。写真はグレーヘリンボーンで、西洋では魚の骨の形に似ているということからこういう名前で呼ばれているそうだ。前述の「シープスキン」に比べるとカジュアルな感じが良い。週末用として活躍してくれそうだ。

 ちなみに手のひら側のシープスキン素材部分はすべて電導素材処理されているが、ツイード側ではスマホ操作はできない。

■ひと回り小さめのサイズを選ぶのがポイント

 では、実際のスマホ操作感覚はどんなものだろう。

 まあやはり、手袋をしたままでは、タッチパネル操作は不可能ではないが、決して軽快に操作できるというものでもない。iPhoneのTouch ID(指紋認証)に慣れてしまっているユーザーは、まずスマホのロック解除のところで不便を感じてしまうはず。そして、手袋が指にフィットしてくるまでは、どうしてもディスプレイのタッチ場所が思い通りのところを狙えずもどかしく感じるはず。

 ある程度手袋が手に馴染んでくれば、もう少し軽快なスマホ操作が可能になりそうだ。皮素材は伸びるので、できたら少し小さめのサイズを選び、指に馴染ませるよう皮を伸ばしながら手にフィットさせる感じで使うのが良さそう。「ゆるめ」のサイズを選ばないよう注意が必要である。

寒くてもスマホは手放せない!? オシャレなスマホ対応手袋の使い心地

《木暮祐一》

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