世界のデジタルサイネージにリアルタイムで配信 電通 | 東京IT新聞

世界のデジタルサイネージにリアルタイムで配信 電通

コンシューマー 産業のIT化

電通は12日より、ロンドン、ニューヨーク、シンガポール、シドニーなど主要都市のデジタルサイネージにコンテンツをリアルタイム配信するサービスを開始する。

今回のサービスで電通は、グローバルネットワーク・ブランドの1つでOOH(屋外・交通広告)領域を専門とするPosterscope(ポスタースコープ)と連携する。このサービスは、Posterscopeと提携している英国Liveposter(ライブポスター社)が保有する配信ツール「Liveposter」を使用する。Posterscopeが展開しているヨーロッパ・中東・アフリカ、米州、アジア太平洋それぞれの主要都市のデジタルサイネージにコンテンツをリアルタイムで配信する。

「Liveposter」では、世界中のサイネージに対してリアルタイムにコンテンツ配信ができるだけでなく、第三者データとの連動や、数万通り以上のクリエイティブを同時に生成する強力なCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)を持ち合わせている。世界の主要都市にある1,000画面以上のデジタルサイネージをネットワーク化しており、日本がこのネットワークに加わることになった。

「Liveposter」を使用することで、世界の国際空港や主要駅のコンコース、ホームにあるサイネージや、高速道路沿い・複合商業施設に設置されているサイネージなどにコンテンツを配信・掲出することができる。また、CMS機能によって、異なる媒体への出稿に必要なリサイズと複数のクリエイティブ作成について、コストと手間を削減できる。

「Liveposter」の活用方法として電通は、次のような例をあげる。
●新作映画の紹介。天気・上映時間・位置情報・SNS投稿などのデータを上映作品の俳優やキャラクターと組み合わせることで、街角のサイネージが作品の世界観を伝え、映画館に足を運びたい気持ちにさせる。
●チケット販売情報のリアルタイム表示。自社サイトと連動させることで、コンサート・演劇などのスケジュールと空き状況を自動的に表示。開演ぎりぎりまで会場近くで販促活動を行なう。
●「Liveposter」とFacebookアプリの連動。アプリの中で写真を投稿すると、世界中の人々の投稿写真がリアルタイムでサイネージに表示される。

サービス開始に当たり電通は英国時間4日、日本からの発信では初めてとなるリアルタイム配信をロンドン向けに行なった。新年のメッセージを流したこの配信実験では、10色の背景色、10通りの浮世絵、30名の人物写真、100色の電通ブランドロゴと4通りの天候データを組み合わせ、コンテンツが合計120万通りのパターンで表示されるようにした。

今後電通グループは、この「Liveposter」を国内外の顧客企業や団体に提供していくとともに、今目の前にいる生活者に話しかけることができる「デジタルOOH(DOOH)」の実現に取り組む。
《東京IT新聞》

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