ソフトバンク、電気+スマホのセット割スタートへ | 東京IT新聞

ソフトバンク、電気+スマホのセット割スタートへ

コンシューマー サービス

 ソフトバンクは12日、4月1日からスタートする電力小売りの全面自由化に伴って、同社の電力サービス「ソフトバンクでんき」を、東京電力・中部電力・関西電力のエリアから開始すると発表した。予約は1月28日より、サービス提供エリアのソフトバンクショップ、または特設Webサイト、家電量販店にて受け付ける。

 新たな電力サービスの発表にあたり、同社の代表取締役社長 兼 CEOである宮内謙氏は、「スマートフォンが普及し、情報革命がかなり進んだと思う。SoftBank光も昨年3月に提供を始めて、すでに累計で122万件を突破した。スマートフォンとのセットによる割安感が効いているようだ。いよいよ今年4月からは電力小売りの全面自由化も始まる。そこで我々は“日本の家計をもっとお得に”をコンセプトとした電力サービスを進めたい。その第1弾となるのが、スマホ代が月額で最大2,300円分お得になる“おうち割”のサービスだ」と説明した。

 おうち割には3つの大きなメリットがあるとした。1つ目は「でんきセット」による割引。これはソフトバンクでんきプランに加え、ソフトバンク携帯電話、あるいはSoftBank光などの固定通信サービスをセット契約した場合に、月額料金から一定額(最大300円)を2年間にわたり割り引くものだ。

 割引率は「スタンダードプラン」(単身・夫婦共働き向け)が100円、「バリュープラン」(3~4人家族向け)が200円、「プレミアムプラン」(大家族向け)が300円となっている。このうちバリュープランは、ソフトバンクのみが提供する特別なプラン(提携の東京電力には用意されていないプラン)だ。

 2つ目は「光セット」(旧スマート値引き)による割引で、同社の携帯電話とSoftBank光などの固定通信サービスをセットで契約した場合に、月額料金から最大2000円が2年間にわたって割り引かれるもの(3年目以降は最大で1008円の割引きに変更)。

 宮内氏は、ソフトバンクのみが提供するバリュープランとして、戸建て住宅3人家族(従量電灯B、40A)の具体的な料金例を紹介。「このプランでは、当月使用量が300kWhを超えると料金が下がってお得になる。ただし300kWh以下では恩恵はあまり得られない。そこで300kWh以下の月があっても割安感が行き届くように、300kWhに達しない分を最大100KWh分まで、3GBのデータ通信か、Tポイントで1000ポイントで還元してくれるサービスも付けた」と自信を見せる。

 これによって、年間総支出でみると、バリュープランの場合は、8,920円相当(おうち割 でんきセット2,400円+電気料金割引き6,000円+ポイント付与520円の場合)、あるいは80,920円(おうち割 光セット72,000円+でんきセット2,400円+電気料金割引き6,000円+ポイント付与520円の場合)がお得になるという計算だ。

 そして3つ目が「おうちレスキュー」の提供だ。これは料金とは直接関係はないが、お得感よりも安心感を提供するサービスといえるだろう。水漏れや配管などの水回りや、鍵の紛失、ガラスのヒビ割れや破損などのトラブルに対して、出張料と作業料を無料にしてくれるサービスだ(特殊な作業や部品代、延長料金などが発生する場合もある)。こちらも「電気セット」または「光セット」に加入すれば適用される。

 このほかソフトバンクでんきでは、前出のTポイントはもちろんだが、ケータイ料金と一緒に支払いをまとめられたり、利用料金を「My SoftBank」のサイトから確認することも可能だ。またサービス加入時には、ソフトバンクショップに検針票を持っていけば、スタッフが料金シミュレーションをして、適切なプランを勧めてくれるという。

 さらに25歳以下のユーザーと、その家族を対象にした「ギガ学割」も提供するという。「いま若い世代の7割ぐらいのユーザーが、データ容量に対して不安を感じている。特にケータイで動画を見たりすると、すぐにパケット定額サービスを使い切ってしまう。そこで3年間でデータ容量計100GB(11,6640円相当)の増量か、ホワイトプラン基本使用料(3年ゼロ円)を特典としてプレゼントする。こちらは1月15日から受付を開始する」(宮内氏)という。

 また宮内氏は「現在SB Powerで推進している太陽光や風力などの再生可能エネルギーを採用した電力供給プラン“FITでんきプラン”も併せて提供する予定がある」とアナウンスした。こちらは全国31ヵ所で一般家庭20万世帯分に相当する約50万KWの電力を提供していくが、サービス開始日や料金プランについては未定だ。できるだけ早いうちに発表したいとのことだが、ソフトバンクならではの差別化となる部分なので、今度の動向が大いに注目される。

電力参入のソフトバンク、電気+スマホのセット割スタート……東電・中電・関電エリアで展開へ

《井上猛雄》

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