Beacon端末を居場所検知や盗難防止などに ウェアラブルEXPO | 東京IT新聞

Beacon端末を居場所検知や盗難防止などに ウェアラブルEXPO

プロダクト ウェアラブル

 半導体技術商社のイノテックは13日、東京ビッグサイトで開催中の「ウェアラブルEXPO」で、同社が開発のBeacon端末に関する展示を行った。

 今回展示された端末は主に3種類あり、そのうち2つがウェアラブルにも利用できるビーコン発信器となる。薄型化を追求したモデルについては、カードタイプで社員証と一緒にホルダーに装着可能。勤怠管理や社内のコミュニケーション関係の把握といった利用を想定しているという。セキュリティを強化するためにICチップを内蔵。定期的にリーダー端末に挿し込むことで、充電をしながらID情報を書き換える仕組みも提案されていた。

 また、子供の居場所確認、老人の徘徊予防などに向けて、絆創膏のように貼り付けるような使い方も提案しされていた。首下げデバイスのようにからまったり、外してしまうということがなく、1回の充電で約2週間は利用できるという。

 一方、振動充電を利用した電池レスタイプは、ペットの首輪に下げるような使い方を想定しているという。ペットが動くたびに情報が発信され、クラウドなどで活動状況が確認できるという仕組みだ。その他、ショッピングカートの車輪部に装着し、盗難防止に使うような提案もされていた。

 Beaconは1秒間に10回信号を発信するため、ウェアラブルのような小型端末では、バッテリー交換が手間となっていた。しかし、この問題も振動充電であれば解決でき、バッテリーが不要なので、モジュール自体を小型化できる。また、ペット端末は犬などがかじってしまうケースがあったが、電池レスならボタン電池を誤飲するような事故も防げるだろう。

 なお、会場ではBeacon受信機を内蔵した蛍光灯も展示されていた。テナントでは箱状のBeacon端末を天上などに設置するには制約があり、配線工事を必要とするケースもあった。しかし、蛍光灯なら既存のものに交換するだけ。ほとんど設置の手間を必要とせずに、子機からのBeacon情報をWi-Fi経由でサーバーなどに転送できる。

 ショッピングカート内蔵の電池レスモデルや、蛍光灯内蔵のレシーバーについては、すでにショッピングセンターなどから問い合わせが入っているという。このうち、蛍光灯内蔵レシーバーについては、4月前後に量産体制に入る計画だ。

【ウェアラブルEXPO】Beacon端末をウェアラブルする新提案、居場所検知や盗難防止などに

《丸田鉄平/H14》

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