“人工知能”製品情報センター開発へ IBM Watson | 東京IT新聞

“人工知能”製品情報センター開発へ IBM Watson

エンタープライズ 市場動向

木村情報技術株式会社とソフトバンク株式会社は、「IBM Watson日本語版」のエコシステムパートナー契約を締結した。木村情報技術が15日に明らかにした。木村情報技術はIBM Watsonを活用し、製薬企業などの製品情報センターシステムの開発に着手する。

IBM Watsonは、クラウド上にある大規模なデータを分析し、自然言語で投げかけられた複雑な質問を解釈して、根拠に基づいた回答を提案するコグニティブ・コンピューティング技術を実用化した“学習する”システムだ。

IBM Watsonを活用した新しいアプリケーションやサービスを日本市場で導入・展開するために、ソフトバンクと日本アイ・ビー・エム株式会社は協同で「IBM Watsonエコシステムプログラム」を提供している。このプログラムにおけるエコシステムパートナーに木村情報技術は選定された。パートナーには、IBM Watsonを活用したアプリケーションやサービスを提供する「ビジネスパートナー」と、IBM Watsonの導入コンサルティングやIBM Watsonと接続するアプリケーションの開発など、技術的な支援を行なう「テクノロジーパートナー」の2種類がある。木村情報技術はその両方に選定された。

木村情報技術は、医療分野を中心としたウェブ講演会運営・配信サービスをはじめ、医師への新薬情報の提供などを行なってきた。製薬業界を中心に顧客約50社を対象として顧客・サービス拡大を図っている。

木村情報技術によると、製薬業界において、高齢化社会に伴う医療費抑制対策によりシビアな経営判断を求められている。一方で、医師・薬剤師、一般消費者らから製薬企業への要求水準は高まっている。例えば製薬企業の製品情報センターなどのコールセンター業務に関して、投入リソースを見直しつつエンドユーザーの満足度を高めていく必要がある。

木村情報技術が開発する製品情報センターシステムでは、Q&Aデータや各種データ(医薬品添付文書、医療関連文献等)に基づいた最適な回答を、コールセンターのオペレーターに対して示す。コールセンター業務が効率化すると同時に、顧客満足度が向上し、併せて医療水準が向上することを目的とする。

木村情報技術では将来的に、コールセンター業務の対象を、医療用医薬品からOTC医薬品や機能性食品等にも拡大していくことを想定している。IBM Watsonを活用した医師や薬剤師などの医療従事者支援システムも構築していく。
《東京IT新聞》

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