IoTで見守りシステム、小中学生に端末配布…箕面市 | 東京IT新聞

IoTで見守りシステム、小中学生に端末配布…箕面市

コンシューマー 産業のIT化

 大阪府箕面市が広島発のベンチャー「otta」とともに、IoTを使った見守りシステムの実証実験を行う。4月1日から2017年3月31日までの1年間を予定。

 ottaは次世代見守りサービスを提供する企業。ビーコンを活用した地域の見守りシステムを構築している。今回の実証実験は地域による見守りを積極的に行う箕面市の協力のもとで実現し、全国でも最大規模のものとなる。

 実証実験が行われる見守りシステムは、ビーコンとBluetooth信号を発する携行端末を使って構築する。学校や公共施設、商店街などにビーコンを設置。見守り対象となる子どもには携行端末を渡し、この端末の信号をビーコンが検知する。検知した信号によって保護者に位置が通知される仕組みだ。

 このシステムの特徴は従来のシステムに比べて低コストで導入できる点。携行する端末はGPSなどを利用しないため、製造コストが低く、電池寿命も長い。また、ビーコンもコンセントにつなぐだけで使用できる仕様で、ICタグを使ったもののように大規模な設置工事が必要ない。

 また、ビーコンの代わりにスマートフォンを使うこともできる。スマホに専用アプリをインストールすると、ビーコン同様携行端末の信号を検知し、見守りシステムに参加することが可能だ。参加層の拡大やビーコン設置数低減を狙える。

 実証実験では2016年夏をめどに、市内の小中学生約1万1000人全員に見守り端末を無償配布。ビーコンを検知する端末は、全市立小中学校や公共施設、コミュニティバスなど500か所に設置する。

 見守り端末は徘徊などが課題となっている高齢者層にも順次配布する予定。検知するスマホ端末の増加に向けて、保護者や市民、企業らにも利用を呼びかけていく。

箕面市でIoT利用の見守りシステム実証実験、小中学生に端末配布

《こばやしあきら/H14》

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