既存の光ファイバで、従来の10倍「1Tbps伝送」実現 | 東京IT新聞

既存の光ファイバで、従来の10倍「1Tbps伝送」実現

エンタープライズ 企業動向

 三菱電機は15日、敷設済みの光ファイバ網を使って、データ伝送速度1Tbps(1秒間でDVD約27枚分のデータ転送)を実現する技術を開発したことを発表した。

 英国ユニバーシティカレッジロンドン(UCL)の設備を用いた実験で、データ伝送速度1Tbpsに成功。世界最高となる周波数利用効率9.2bit/s/Hzを実証したという。光ファイバにおいて従来は、1組の送受信器での伝送速度は、100Gbpsが限界だったが、その10倍の速度を実現した。

 正確に複数の光の波を同時に生成する装置「光コム」を用いることで、11本の波(サブキャリア)をまとめて送信する「マルチサブキャリア光送受信技術」を開発。また、それぞれのサブキャリアに、受信タイミングの目印となるパイロット信号を定期的に挿入。送信信号を一括補正し、データの損傷を防止可能とした。これにより1組の送受信機だけで、1Tbps伝送が可能となった。

 既設の光ファイバー網をそのまま活用でき、インフラ設備を大幅に変更する必要がないため、今後、低コストで大容量高速通信が可能な環境を整えられる見込みだ。

既存の光ファイバで、従来の10倍「1Tbps伝送」実現……三菱電機の新技術

《冨岡晶》

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