心拍数とオフィス空調を連動!? IoT | 東京IT新聞

心拍数とオフィス空調を連動!? IoT

コンシューマー 産業のIT化

 ここ数年、IoTやウェアラブルが急速に普及し、さまざまな実用化が進んでいる。そういった動きのなか、空調メーカーのダイキン工業が、独自のセンシング技術『Airitmo(エアリトモ)』 を使った、大がかりなオフィス環境実験を行うことを16日に発表した。

 この調査は、「オフィスの室内環境と働く人の健康状態との相関」を計るというもの。今回、心臓の動きにともなう微かな体の振動を測定し、座っているだけでも心拍情報を測定できる「オフィスチェア型センサー」を開発。実際のビジネス交流施設に設置し、2018年3月までの2年間を使って計測するものだ。「オフィスチェア型センサー」は、座っているだけで心拍情報を測定できる。1回の充電で1週間連続で使用することが可能。

 実験施設としては、三菱地所が東京・大手町「大手門タワー・JXビル」内にオープンするビジネス交流施設「3×3 Lab Future(サンサンラボフューチャー)」 の次世代オフィスゾーンを利用。季節毎に異なる環境条件を設定し、空調や照明などによる“室内環境の変化”と、そこで働く人の“心拍変動の相関”を分析するという。

 将来的には、この調査をもとに、“仕事がはかどるオフィスの空気環境”をセンサーで自動実現するような技術を目指すとのこと。

 “たかが空調におおげさな……”という感想を抱く人もいるかもしれないが、快適性の向上、仕事能率の向上、風邪などの流行予防、健康・体力維持など、その影響が想像以上に大きいのが空調だ。実際、「大手門タワー・JXビル」に関する三菱地所のリリースによると、同ビルのオフィスの一部では、「個別冷暖房付きデスク」も導入されるという。この実験で、季節ごとのデータもとることで、さらに日本の風土に適したオフィス環境の実現が期待される。

心拍数とオフィス空調を連動!? ダイキンらが2年がかりの壮大な実験をスタート

《冨岡晶》

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