サンドボックスすら完璧ではない時代の「ファイル無害化」とは セキュリティ | 東京IT新聞

サンドボックスすら完璧ではない時代の「ファイル無害化」とは セキュリティ

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3月3日からの2日間は東京で、3月11日には大阪にて開催される「Security Days 2016」は、国内外のセキュリティベンダーによるセミナー中心のイベントだ。多くの企業や専門家が最新知見の講演を行う。

3月4日、「最新の脅威動向とサイバー攻撃について」と題した講演を行う、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社(チェック・ポイント)のシニア・セキュリティ・エバンジェリストである卯城大士氏に、最新の脅威動向や同社のソリューション、セッションの見どころなどについて話を聞いた。


――いま企業が力をいれるべきサイバー攻撃対策は何でしょう。

最近、電子メールのセキュリティ対策が注目を受けています。自治体システム強靱化の要件にも挙げられており、多くの企業が基本対策として取り組んでいます。メール対策といえば、標的型攻撃メール訓練などが思い浮かびますが、何度訓練をしても感染をゼロにすることはできません。

――電子メールからの感染を防ぐために、チェック・ポイントはどんな解決策を提供していますか。

メールを悪用した攻撃は、マルウェアを仕込ませたファイルをメールに添付する場合も、メール本文に悪意のあるWebサイトへのURLを記載する場合でも、最終的にはすべてファイルによってマルウェアに感染させるところが同じです。

チェック・ポイントの「Check Point Threat Extraction」は、組織に届いたメールの添付ファイルと、メールに記載されたWebサイトからダウンロードされるファイルをチェックし危険があれば無害化する、既存対策を補完するソリューションです。

悪意のあるファイルには、アクティブコンテンツや、各種の埋め込みオブジェクトなどが追記されています。「Check Point SandBlast Threat Extraction」は、追記された悪用可能なコンテンツを削除し、安全な要素だけでファイルを再構成してからユーザに届けます。

このソリューションは「Check Point SnadBlast Threat Emulation」というサンドボックス機能も搭載しており、ファイルの無害化と並行して、サンドボックスでファイルをチェックします。従来のOSレベルのエミュレーションに加え、独自のCPUレベルの検査を搭載しており、CPUのデバックモードで抽出されたプログラムコードをチェックするため、サンドボックスを検知して休止するマルウェアや、OSの保護機能を回避したメモリ領域で動作するマルウェアも検出できます。

――Security Days 2016 の講演や展示の見どころは何ですか。

会場では、「セキュリティ対策を強化する5ステップ」というテーマで展示を行い、「SandBlast Threat Extraction」や「SnadBlast Threat Emulation」、新製品のフォレンジック、エンドポイント強化、モバイルセキュリティのセキュリティ強化方法をご紹介します。

特にモバイルセキュリティを強化する「Check Point Mobile Threat Prevention」は、クラウド上のサンドボックスを活用し、iOS、Androidアプリをサンドボックスで実行させてリスクがあれば通知したり、MDMを導入している環境なら即座にアプリを削除できるソリューションです。ぜひ会場で、セッションやブースでご確認下さい。

――ありがとうございました。

[Security Days 2016 インタビュー]サンドボックスすら完璧ではない時代の「ファイル無害化」とは(チェック・ポイント)

《ScanNetSecurity》

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