農家の生産性向上はインターネット調達で EC | 東京IT新聞

農家の生産性向上はインターネット調達で EC

コンシューマー EC

通信販売大手のMonotaROにおいて、小規模農業ユーザーの急激な利用拡大が進んでいる。インターネットを使った資材調達で購買を効率化し、生産性の向上、人員不足のカバーを図っているようだ。

工業用間接資材の通信販売大手の株式会社MonotaRO(モノタロウ。本社:兵庫県尼崎市)は、現場・工場で必要とされる製品 900万アイテムを販売している。MonotaROの農業ユーザーは、米/野菜/果樹作農業者が中心で、そのほとんどが従業員数10名以下の小規模事業者だ。同社に新規登録した農業ユーザーは過去5年で4倍、2015年の売上は前年対比で約2倍となるなど、利用拡大が進んでいる。

MonotaROでは利用拡大の原因として、まず近年の新規就農者数の増加傾向をあげる。それと相まって、インターネットによる新しい資材調達手段により、「調達の手間の削減、および本業に従事する時間の確保」を意図するユーザーが増えていると考える。

2015年農業ユーザー売れ筋商品ランキングでは、農業機械の汚れ落としの「ブレーキ&パーツクリーナー魂 2000」が人気となった。ほかに農業機械のメンテナンスに使用されるエンジンオイル、オイルフィルター、潤滑剤に加え、軍手やマスク、ハンドクリーナーといった、業種や作業を問わず利用される消耗品が上位を占めた。MonotaROでは、「購入に手間のかかる消耗品購買の効率化に役立っている」と解説。

いっぽう農業資材・園芸用品カテゴリ売れ筋商品ランキングでは、ベスト10に草刈用のチップソー4商品がランクイン、水撒き機やノズル、蛇口などの散水用品も上位に入った。これらは農業以外のユーザーにも支持されたという。MonotaROは、「現場で必要な工具や資材に加え、拠点まわりの環境を整備する商品が『ついで買い』されている」と推測する。

これらの傾向からMonotaROは、「豊富な品揃えとインターネットによるスムーズな購買が、ユーザーのワンストップショッピングを可能にし、資材調達の手間削減による本業従事の時間確保に貢献している」と分析する。MonotaROでは2014年から農業資材をに本格展開。約2万8000点を用意し、過去5年で35倍となる商品拡充を行なっている。
《東京IT新聞》

編集部のおすすめ

特集

page top