これだけは知っておきたい個人情報管理…情報漏洩が企業に及ぼすダメージ | 東京IT新聞

これだけは知っておきたい個人情報管理…情報漏洩が企業に及ぼすダメージ

コンシューマー セキュリティ

新入社員のみなさん、入社おめでとうございます。不安もあると思いますが、これからは社会人として新しいことをたくさん学べますので、頑張って下さいね! 今回は、そんなみなさんに向けて、会社で働く上でおさえておきたい「個人情報の管理」についてお伝えしたいと思います。


●企業で管理する「個人情報」

「個人情報」と聞くと、みなさんは自分自身の個人情報(名前、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、身長体重、趣味など)を思い浮かべると思います。それでは、企業において管理する個人情報とはどんなものでしょうか?

答えは、お客様の個人情報です。みなさんもECサイトで買い物をする時に名前やクレジットカード番号を登録しますよね。銀行口座を開設する時には個人情報を用紙に書きます。アンケートに答えるとプレゼントがもらえるという時も、アンケートとともに個人情報を記入しますよね。これらの個人情報は、企業や組織が特定の目的のために一時的にお客様から預かっているものです。企業は、これらの情報を、安全かつ適切に扱わなければなりません。これを定めている法律が「個人情報保護法」です。

●流出で倒産のリスクも?!

TVや新聞のニュースで、「個人情報流出」とか「個人情報漏洩」とかいう言葉とともに企業の幹部が謝罪しているシーンを見かけたことはありませんか? この2年間で、世間を騒がす大規模な情報漏洩が何件かありました。みなさんの中にも被害にあった方がいるのではないでしょうか。

これらの企業や組織は、個人情報を安全に預からなければならない立場でしたが、その情報が社外に漏れてしまいました。原因は様々ですが、ひとたび情報漏洩を起こしてしまうと、企業が倒産にまで追い込まれるケースもあります。そのダメージは、お客様への損害賠償金の負担だけではありません。「自分の情報が漏れていないか」と電話で確認してくる取引先やお客様に対応するコールセンター増強にかかる費用。「情報漏洩した会社にはもう個人情報は預けたくない」とその会社から商品を買わなくなることによる売上の低下。上場していれば、株価は暴落。

個人情報が漏洩することで、企業が存続の危機に立たされてしまうこともあるのです。ちょっとした不注意で自分自身が会社に対して大変な損害を与えてしまうかもしれません。そんな危険をはらんでいる個人情報の管理について、基本知識を身に付けておきましょう。まずは、みなさんの所属している会社でどのような管理をしているのか確認するところから始めてみてはいかがでしょうか。

筆者プロフィール
井上陽子(いのうえ・ようこ)
アララ株式会社 データセキュリティ事業部 事業部長
https://www.arara.com/
《井上陽子》

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