【ITビジネス法務】代理店契約 5つのポイント(1) | 東京IT新聞

【ITビジネス法務】代理店契約 5つのポイント(1)

エンタープライズ 経営

~代理店契約を理解できているのか~

●代理店契約ってどんな契約?

最近私はIT企業の皆さんから、「代理店契約」に関する相談をよく受けます。メーカーの立場から、パートナーさんと代理店ビジネスを始める際に注意しないといけないポイントの相談を受けることもあれば、代理店の立場から、メーカーさんから渡された代理店契約書のチェックの相談を受けることもあります。ここで皆さん、「代理店契約ってどんな契約ですか?」と質問されて、スラスラ答えられるでしょうか。わりと馴染みの深い契約でありながら、実はよくわかっていなくはないでしょうか。そこで今回の記事では、代理店契約がどんな契約なのかを解説したいと思います。

●直接販売と代理店販売

そもそも、メーカー(ベンダー)が商品(サービス)を顧客に販売する場合、二つの方法があります。「直接販売」と、「代理店販売」です。

まず、直接販売は、メーカーが直接、顧客に商品を販売する方法です。一方、代理店販売は、メーカーが代理店を通じて、顧客に商品を販売する方法です。

代理店販売は、メーカーと代理店の双方にメリットがあります。まず、メーカーとしては、他社(代理店)の販売チャネル、販売人材を活用できます。一方、代理店としても、商品ラインナップを充実させて、顧客へのアピール力を高めることができますし、売上も上げられます。そのため、代理店販売は、ビジネスの世界で一般的な販売方法です。

●不利な代理店契約

ただ、代理店契約は、実は法的には難しい種類の契約なのです。そして、ポイントを押さえずに代理店契約を結んでしまうと、一気に不利なビジネスになってしまうおそれがあるのです。

そこで、次回から、代理店契約を結ぶ際に、メーカー側、代理店側、どちらの立場でも重要な5つのポイントを、シリーズで解説していきます。各ポイントの詳しい解説は、今後行うとして、ここでは、5つのポイントとして何があるのかを紹介しておきます。

●1番目のポイント『ディストリビューター方式・エージェント方式の違いを理解する』
●2番目のポイント『扱う商品・結ばれる契約を理解する』
●3番目のポイント『独占契約では、直接販売権・競合品取扱・最低購入数量の3点が重要』
●4番目のポイント『再販売価格の拘束は、独占禁止法に違反する』
●5番目のポイント『契約の終了の仕方を決めておく』
《東京IT新聞》

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