若者にじわり人気浸透 「FRISK」大のミニ名刺

2008年03月04日(火)

[ 74 号]

 ビジネスシーンでは当たり前の名刺交換も、プライベートの場面で初対面の人と出会った時に、会社の名刺を渡すかどうか迷うことはないだろうか。特に、日常の仕事を忘れて熱中できる趣味の時間や気軽な飲み会の席で、社名が書いてあるビジネス名刺の交換会が始まったら……。せっかくのリラックスした雰囲気が一転して、ビジネスモードに引き戻されてしまうことにもなりかねない。それはちょっと、と少々気後れしていた方にオススメしたいのがこのグッズだ。

 昨年8月、株式会社spice lifeがサービスを開始した日本初のミニ名刺「pocketer(ポケッター)」は、縦3センチ、横7センチというお菓子の「FRISK」と同じ位のサイズ。このキャッチーな見た目が面白く、表面をマットラミネートで仕上げた質感も心地良い。

中心が通常サイズの名刺。裏面は好きな写真やイラストが入れられる。ユーザー比率は女性よりも男性の方が若干多いという

中心が通常サイズの名刺。裏面は好きな写真やイラストが入れられる。ユーザー比率は女性よりも男性の方が若干多いという


 自分の好きな写真を使って、サイト上で簡単に作成出来る手軽さもあり、10代後半から30代前半の男女を中心に、じわじわと浸透しつつある。

 ポケッターを開発した同社代表取締役の吉川保男氏は、「Web上で何か新しいサービスが出来ないだろうかと考えていた時、海外のミニ名刺を見て今回のサービスを思い付きました。ビジネス名刺というよりは、カジュアル用としてどんな人でも持ち歩けるような名刺にしたかったんです」と話す。

「pocketer(ポケッター)」を開発した吉川氏。今後は企業の販促ツールやキャンペーン利用も視野に入れるという

「pocketer(ポケッター)」を開発した吉川氏。今後は企業の販促ツールやキャンペーン利用も視野に入れるという


 作成は、同社のウェブページ(pocketer.jp)から行える。裏面に印刷する写真やイラストを選択し、表面に名前やメッセージなどの文字を入力してデザインする。支払い方法を選択し、あとは郵送されてくるのを5日ほど待つだけ……という簡単さ。25枚で1,000円という価格も魅力だ。

 裏面のデザインは専用ギャラリーから既存の写真やイラストを選んで使うこともできるが、やはり自分で撮影した写真を使用する人が多いそうだ。また、1枚ごとに写真やデザインを変えることが可能。ユーザの個性が思う存分発揮できるところも人気を集める理由だろう。

 サービス開始以降、ユーザの利用方法も多様化しており、「個人のブログやメールアドレス以外に、子どもの写真と一緒に名前とその由来を書いて紹介したり、身近な知り合いに引っ越しの連絡をする時にQRコードを付けて配る人もいらっしゃいますね」(同氏)。このほか、SPツールや映画のPRなどに使われるケースもあるという。

 ビジネスでも変わったデザインの名刺を交換すると、それだけで話のネタとなり、そこからスムーズに会話が始められることがある。そう考えると、この「ポケッター」はまさに会話のきっかけ作りにもピッタリだ。
( 石田絢子 )

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