テレビ番組風の動画作成サービス「Zi-Bang!」、期間限定公開

2007年08月21日(火)

[ 49 号]

 セガサミーメディア株式会社は7月24日、テキストを入力するだけでテレビ番組風の動画コンテンツを作成できるサービス「Zi-Bang!(ジバング)」の実証実験を開始した。9月26日までの期間限定で公開され、利用は無料だが、会員登録が必要となる。

用意された演出やアクションを選択して台詞を入力 ※Zi-Bang!(https://zi-bang.jp/)

用意された演出やアクションを選択して台詞を入力 ※Zi-Bang!(https://zi-bang.jp/)


 Zi-Bang!は、NHKが開発した言語「TVML」とコンテンツ流通技術「TV4U」をベースにセガサミーメディアが開発した「typing TV」技術を利用したサービス。登場人物となるCGキャラクターとアクション、背景、演出などがあらかじめ用意されており、ユーザーはそれらを選択した上で台詞をテキストで入力すればよい。台詞はテキスト読み上げの形で行われるため、区切りや抑揚、漢字の読み方がおかしな結果になることもあるが、これだけでテレビ番組風の動画を簡単作れるというのは、なかなかに興味深い体験である。
演出次第ではかなりの感情表現
 同社メディア企画制作部の山本智子氏は、「これまでの動画共有サイトとはひと味違った、新感覚の動画サイトです。自分の入力した台本が実際に映像となってインターネット上に流れる体験を味わってください」と、そのおもしろさを説明する。

 現在は、ニュースキャスター風、DJ風、サラリーマン風、宇宙人風などのキャラクターが用意され、それぞれ特徴的なアクションと演出も備わっている。ユーザー自身がアップロードした画像を用いることもできるので、アイデア次第でさまざまな番組を作成することができる。アクションについても、よそ見をする、口を開ける、指定時間待機させるなどの細かい指定が行えるため、演出次第ではかなりの感情表現も可能だろう。実際にユーザーが作成した例を見ても、背景画像を複数枚用意してアニメーション風の演出をしたり、テキスト読み上げの独特のイントネーションを逆手に取った演出を試みるなど、すでにさまざまなチャレンジが行われていることがうかがえる。

作成したシナリオ通りにCGキャラが演技(?)する

作成したシナリオ通りにCGキャラが演技(?)する


 単純に遊びとしてもおもしろいZi-Bang!であるが、オンラインショップの商品紹介番組やコミュニティ放送など、実用的な応用の可能性もある。もっとも、現在はあくまで実証実験を目的とした期間限定公開であり、今後の展開について山本氏は、「ユーザーの皆さまから率直なご意見やご感想をいただき、技術やサービスの検証と向上につとめ、実験期間後はビジネス展開も視野に入れて検討を進める予定です」としている。
( 森田亮 )

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