(株アイドル兼金融アナリスト兼ライター兼)大学生 深田萌絵
【Toprunner Interview NEW VISION】 第8回
2007年09月26日(水)
[ 54 号]
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エンタテインメント
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深田萌絵…大阪府生まれ。美術短大卒業後、就職し、その後留学などを経てまたOLに。2003年夏、早稲田大学の入試案内ポスターを見て受験願書を出し、同年秋にAO試験を受けて合格する。2007年現在、早稲田大学政治経済学部国際政治経済学科4年在学中。(株アイドル兼金融アナリスト兼ライター兼)大学生として学業に精を出しつつ、講演活動や執筆活動も行う。
今、空前の“おバカブーム”が来ているように思う。芸人ブームに関しては言うまでもないが、めちゃイケの抜き打ちテストの人気も高く、ブログランキングで若槻千夏氏はダントツ、クイズ番組ヘキサゴンの三人娘はCDを発売した。時代がバカさを求めている。今回のインタビューは、著書『私、おバカですが、何か?』で豪快なバカっぷりを披露している、現役大学生の深田萌絵さん。記事にするのがほんとうに難しかった。なぜならすべての話がおもしろかったから。東京駅前新丸ビルのイタ飯屋にて。和田: あの本の書評って、「偏差値40の人間があんな文章書けないし早稲田に入れるわけない。キャラを作っているはずだ」、というものと、「あんなにバカなのに努力してすごい」、というものでパッツリ分かれていて、つまり萌絵さんはリアルにバカなのか(笑)ということなんですが、本当のところはどうなんですか?
萌絵: 本当はさらにすごいおバカエピソードがあって、もっと悲惨な話なんです。本に書けたのは5割くらいですね。友達もみんなそう言いますね。
和田: もっとバカだと(笑)萌絵さんは26歳で早稲田の入試を受けて合格したわけですが、まったく勉強がわからないところからがんばれた理由・自分を信じれた理由ってどんなものなんですか?
萌絵: 先のことを考えないバカさですかね(笑)結局、みんな賢いからあきらめちゃうんですよね。才能があっても、将来とか生活を考えてるうちに、みんなすぐ30歳になっちゃう。先を予測できるってことは賢いってことだから。大学でも、落ちるかもしれないってわかる時点で賢い。私の場合はそんなこと思いもしなかったんで。
和田: その考え方はおもしろいですね。中途半端に賢いから、あきらめてしまうっていう。
萌絵: 金融の講演会なんかに行くと、質疑応答のとき私が一番最初に手をあげて、一番どうでもいい質問をするんです。すると始めは誰も手を挙げようとしなかったのに、次五人くらい挙げるんです。みんなかっこ悪い質問しちゃうんじゃないかとか、そういうのが怖いんですよね。私も10代の頃は人に訊く勇気もなかったんですが、ある日そういう自分はもうやめたいと思ったんです。今は、恥ずかしくって質問できない誰かのために、最初に一番バカな質問する。そういう使命感がありますね。
和田: 使命感が(笑)今、個人的に“おバカブーム”が来ていると思ってて、その背景には理由があるはずだと思うんですが、どう思いますか?
萌絵: みんな売りモノの知的さに飽きちゃったのかもしれないですね。嘘って伝わると思うんで。みんな会社に行って嘘とか建前を聞いて生活してて、疲れちゃってる。私はそこで、「わたしバカでーす」ってやりたいんですよね。今行っている会社で私が「パンティーはき忘れてきた」って言うと、最初はみんな、ほんとバカだなーって笑うんだけど、何日か経って「じつは私も今日はき忘れてきた」って同僚が発表したり。
和田: 萌絵さんがいることによって場の敷居が下がって、結果的になんでも言いあえるようになると。
萌絵: みんな自分がバカかもしれないっていう不安がいつも心の底にあるんじゃないかな。今の若い子はとくに、空気が読めるし、おしゃれだし、頭いいんだけど、でも馬鹿にされたくないっていうのがベースにあって、みんな孤独感を抱えているような気がします。
和田: たしかにそれは感じますね。孤独感っていうのはキーワードかもしれません。それに対して、今“おバカ”っていうのが受けているのかもしれませんね。今日はありがとうございました。
クリエーター新作紹介
『私、おバカですが、何か?―偏差値40のかしこい生き方』 深田 萌絵 著
¥1,365(税込) 出版社:マガジンハウス

インタビュアー 和田宗衛門
広告会社にてTVーCMやインタラクティブ広告など実績を残しつつ、多方面での人脈をいかしアーティストとして活動。2007年、コンセプチュアル・アートDVD『東京ヌードル』リリース。

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【インタビュアー】和田宗衛門
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