情報漏洩リスクを回避するには、情報そのものを社内から持ち出させないよう規制をかけるのが定番。しかし、情報は活用することに価値があり、情報を有効活用する上では、社外へ持ち出さざるを得ないシーンがあるのも実情だ。日立ソフトウェアエンジニアリングの情報漏洩防止ソリューション「秘文」は1996年の登場以来、導入企業が4000社400万ライセンスに上る情報セキュリティ対策の人気商品。なかでも06年に登場した「秘文 AE Copy Guard(コピーガード)」はUSBメモリ1本で、セキュアに情報移動が行える優れたツールとして高い評価を得ている。「秘文」の開発時から一貫して携わってきた同社ソリューション営業本部の松江芳夫部長に、商品の特徴や情報セキュリティのあり方などを聞いた。

開発時から一貫して携わってきた“ミスター秘文”の松江氏
ベストセラー「秘文」を誕生させた一人として、情報セキュリティの重要性を営業の現場に加え、セミナーや著書などでも繰り返し訴え続ける松江芳夫氏。
「企業はヒト(人)、モノ(物)、カネ(金)は厳重に取り扱う一方で、重要な資産であるはずの『情報』は、経営の三大要素ほど厳格な管理や活用がなされていないケースがある」と提起し、「情報セキュリティ対策自体はお金を生み出すものではありません。しかし、情報資産の大切さを分っていないから、情報漏洩が起きてしまう」と警鐘を鳴らす。
重要情報の漏洩を防ぐためには、情報管理に対する意識変革と、万が一ミスをした場合でもリカバリできるシステム作りが必要だ。こうした課題に対応するソリューションが「秘文」であり、情報を守るだけでなく、手軽に活用できるツールとして生み出されたのが「秘文 AE CopyGuard」である。

セキュアに使える「秘文 AE CopyGuard」
同商品は、どこにでもある5センチほどのUSBメモリ。「シンプルで誰もが気軽に使えるように開発した」(松江氏)というコンセプト通り、PCに差し込むだけで自動的に起動。特別なソフトは不要だ。外出先のPCでは、秘文USBメモリ内の情報は参照と編集のみが可能。暗号化保存したデータは、決められたPC以外での復元はできない。つまり外出先のPCにデータは一切残さないわけだ。
また、暗号化復元のPCを限定しているため、盗難や紛失の際も情報の漏洩を防止。セキュアな環境でデータの持ち出しが実現できる。仕事場だけでなく、出先や自宅で作業をするビジネスパーソンらに人気を集めている。
「情報セキュリティの大切さに気付きを与えるツールでありたい」という松江氏の思いが、1本のUSBメモリに込められている。
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本紙:佐藤健一、西村健太郎、写真:更科智子
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『 「秘文」のエッセンスを一本のUSBメモリに 』に対する






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