ソニーのRollyとは? 新しい音楽の聴き方を提案

2007年08月28日(火)

[ 50 号]

 8月20日、ソニーは全く新しい音楽プレイヤー、ローリー(Rolly)を9月中旬に発売することを発表。同時にローリーのプロモーションサイトを立ち上げた。

 ローリーに関する詳細は明らかになっていないが、漏れ伝わる情報では「スピーカー付き」「光って回る」新しい音楽の聴き方を提案するデバイスだという。果たしてこれは、iPodと違う価値観を提供するモノと成りうるだろうか?

 ティザー広告サイト「Rolly-show」にはローリーにまつわる動画がいろいろと登録されている。女性が三人で踊っているだけのもの、自転車に乗っている人、水中映像とさまざまだ。これらがローリーのヒントになっているというのだが、とりあえず「回る」ということがコンセプトの一つなのは間違いないようだ。

 このサイトではこれからも動画が追加されたり、情報が更新されていく予定。発売前にはローリーの全貌が明らかになるかもしれない。またこのサイトをフォローする形で担当者のブログも開設されている。

 ローリーの正式なお披露目として、9月10日に「Rolly Special Party」というイベントが予定されている。現在サイトではこのイベントに50組100名様を抽選でご招待という企画も行っている。

 2年前、ソニーはアップルの新型iPodの発表・発売があったその日に、ネットワーク・ウォークマンを発表し、大惨敗を喫した過去がある。このときの敗因は、技術にこだわるあまり、ユーザーの使いやすさという視点に立って製品作りを行えなかったことだ。楽曲管理ソフトを使いにくいものに変更したり、ファイル形式が限られたものしか使えなかったりと、先進機能を使うためにユーザーに犠牲を強いたことで不評を買ったのが原因だ。iPodを意識し過ぎて一番大事なユーザーを見ていなかったのだ。

 その後、ウォークマンは扱えるファイル形式が増えたり、ノイズリダクション機能搭載のモノを出したりと、iPodとは違う視点に立った製品を提供し始め、好評を得ている。iPodに正面から挑むのではなく、ソニーらしさ、iPodとは違う価値観を創造することが、新たな市場を生むということに気が付いたということだろう。

 音楽の聴き方さえ変えてしまう、新たな価値観を生み出す。今、ソニーに求められているのはそんな製品だ。ローリーが目から鱗を落としてくれることに期待しよう。
( 矢橋司 )

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