11月1日、音質にこだわるオーディオファンを唸らせるであろう高額スピーカー『MUON(ミュオン)』が日本で発売された。これに際し、本社を英国に持つ発売元の名門スピーカーメーカーKEFは同日、英国大使館にて『MUON』の全貌を発表した。
大使館内の歴史を感じる部屋には、特殊な最新技術で作られた波打つフォルムで眩い銀色の光沢を放つ2本のスピーカー『MUON』が並んでいた。一見、大使館の部屋には不似合いとも思える『MUON』だが、アルミニウムの外装に周りの風景が映り込むデザインなので、室内の壁の色や家具と一体化して違和感がなくなる。『MUON』のデザインを手がけた世界的なインダストリアルデザイナーのロス・ラブグローブ氏は、
「周りの環境がより一層鮮明に映し出されるという、本来の機能性以上の価値が付加されています」と語る。確かに、彼の他作品はどれも納得してしまうような付加価値があるものばかりなのだ。そんな彼のオーガニックデザインが主導でありながら、〈究極〉を一番の目的とした『MUON』は、英国の著名な高級車の製造方法と同様の、スーパーフォームド・アルミニウムと呼ばれる真空成型で形作られており、オースティンユニQドライバーやACEコンパウンドを使った密閉型などを採用し、物理学上からも音にとって理想的な構造となっている。スピーカーと言えば、どうしても箱型のイメージが強いが、本当は角がない方がより良い音が聞けるという。『MUON』には、背面部にも二つの低音ドライバーが付け足されているので、後方の壁から折り返す低域定在波をコントロールする。これにより、透明性や歪みのない精確な音を生み出してくれる。同社音響プロジェクト責任者のアンドリュー・ワトソン博士は、
「楽器はエネルギーを活性して振動させることにより音が発生するが、スピーカーでは音自体が活性してはいけない」と語った。
実際に『ACE』を体感してみると、その場がコンサートホールになったかのような感覚に陥る。1曲目のマーカス・ミラーのジャズ、2曲目は天使の歌声を持つソプラノ歌手のシャルロット・チャーチ、そして3曲目にはカラヤンが指揮するベートーベンの『第九』を視聴。3曲とも、まるで目の前で楽器が演奏され、歌われているようなライヴ感があった。
スピーカーの〈究極〉である『ACE』は、2本組1,995万円(税込)で、100セットのみの世界限定生産となる。まさに、贅沢の極みと言える〈音〉を楽しむことが出来るスピーカーなのだ。

スピーカー自体の大きさはW600×H2000×D380ミリで、重さは115キロ。2007年3月のミラノサローネで発表され、英国を皮切りに世界各国で販売を開始した
大使館内の歴史を感じる部屋には、特殊な最新技術で作られた波打つフォルムで眩い銀色の光沢を放つ2本のスピーカー『MUON』が並んでいた。一見、大使館の部屋には不似合いとも思える『MUON』だが、アルミニウムの外装に周りの風景が映り込むデザインなので、室内の壁の色や家具と一体化して違和感がなくなる。『MUON』のデザインを手がけた世界的なインダストリアルデザイナーのロス・ラブグローブ氏は、
「周りの環境がより一層鮮明に映し出されるという、本来の機能性以上の価値が付加されています」と語る。確かに、彼の他作品はどれも納得してしまうような付加価値があるものばかりなのだ。そんな彼のオーガニックデザインが主導でありながら、〈究極〉を一番の目的とした『MUON』は、英国の著名な高級車の製造方法と同様の、スーパーフォームド・アルミニウムと呼ばれる真空成型で形作られており、オースティンユニQドライバーやACEコンパウンドを使った密閉型などを採用し、物理学上からも音にとって理想的な構造となっている。スピーカーと言えば、どうしても箱型のイメージが強いが、本当は角がない方がより良い音が聞けるという。『MUON』には、背面部にも二つの低音ドライバーが付け足されているので、後方の壁から折り返す低域定在波をコントロールする。これにより、透明性や歪みのない精確な音を生み出してくれる。同社音響プロジェクト責任者のアンドリュー・ワトソン博士は、
「楽器はエネルギーを活性して振動させることにより音が発生するが、スピーカーでは音自体が活性してはいけない」と語った。

右がデザイナーのロス・ラブグローブ氏で、左が音響プロジェクト責任者のアンドリュー・ワトソン博士
実際に『ACE』を体感してみると、その場がコンサートホールになったかのような感覚に陥る。1曲目のマーカス・ミラーのジャズ、2曲目は天使の歌声を持つソプラノ歌手のシャルロット・チャーチ、そして3曲目にはカラヤンが指揮するベートーベンの『第九』を視聴。3曲とも、まるで目の前で楽器が演奏され、歌われているようなライヴ感があった。
スピーカーの〈究極〉である『ACE』は、2本組1,995万円(税込)で、100セットのみの世界限定生産となる。まさに、贅沢の極みと言える〈音〉を楽しむことが出来るスピーカーなのだ。
(
石田絢子
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『 デザイン主導の〈究極〉なスピーカー『MUON』を発売 』に対する






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