[注目ソリューション] SANSTREAM ACQULIA

【動画配信ソリューション最前線】

2008年04月15日(火)

[ 80 号]

H.264コーデックで超高画質 高付加価値のサービスを実現

 ハイビジョン並の高画質を可能にする次世代の映像配信ソリューションが注目を集めている。株式会社サンストリーム(東京・目黒、辻口智代表取締役社長)が開発・販売するストリーミングソリューション「ACQULIA(アクリア)」は、最新のビデオ圧縮技術「H.264(MPEG-4/AVC)」の採用で、従来のストリーミング配信では実現できなかった超高画質を実現。富士ソフトの「FSStream」の配信エンジンにも採用された。同社CTOの安友博文氏に特徴などを聞いた。

同社CTOの安友博文氏

同社CTOの安友博文氏


 DVDやハイビジョンに対応する高画質に加え、高速レスポンスやセキュリティ機能も標準装備。「一番の特長は何と言っても画質の良さ。ワンセグやiPodでも採用されているコーデック『H.264』を採用しており、通信プロトコルを徹底的にチューニングすることによりハイビジョン画質のストリーミング配信が可能です」

 デモムービーを観ると、人物の髪の毛や服地のテクスチャーといった細かな部分までがリアルな質感で再現され、一般のDVDプレイヤーで観る映画などとなんら遜色のない美しさだ。

軽量なプレイヤーはブラウザプラグインとして提供 (写真はIntel Mac版のACQULIAプレイヤー)

軽量なプレイヤーはブラウザプラグインとして提供 (写真はIntel Mac版のACQULIAプレイヤー)


 「さらにレスポンスが速いのも特長です。バッファリングが約1秒程度しかからないので、画像が表示されるまで延々待つというストレスはありません。観たい場面を自在に探せる『シーク機能』 や、コンテンツの画面上から任意の場所にリンクを張るといった、動画に付加価値を与える機能を標準で備えています。またDRM(デジタル著作権保護)やサーバ認証といったセキュリティ機能も装備されています」

 同社の販売代理店が展開するASPサービスを利用する場合、ユーザーはコンテンツをアップするだけ。運用管理の手間はほぼゼロだ。アップロードや掲載期間の指定などは、付属のコンテンツマネジメントツール上で一元管理できる。

 同社では現在、「ACQULIA」の高画質と操作性を活かして、eラーニングコンテンツなどへの応用を強く提案している。既にある医療系企業では、WMV、Real形式から置き換えて、外科手術の動画映像を医師向けに配信するサービスを開始した。今後「ACQULIA」ならではの画質を活かした、付加価値の高いストリーミングサービスがさらに拡がっていくだろう。
( 工藤淳、写真:更科智子 )

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