株式会社ユビキタスエンターテインメント 清水亮社長(後編)

【スゴウデ社長interview】

2008年04月15日(火)

[ 80 号]


近藤: このインタビューのテーマでもある「億を稼ぐ社長」ということについてなのですが、企業として売り上げが億を越えるために必要なポイントや能力についてはいかがお考えですか?

清水社長: 確かに、僕らも1億を越えたときは嬉しかったことを覚えていますが、ポイントというのはないですね。真面目にやるしかないと思います。経営に王道はないです。1億は「越えたらいいな」程度でしたね。僕にはもっと高い目標がありましたから、真面目にやるだけです。ただ、自分は誠実であっても相手は必ずしも誠実だと思うなかれですよ。前にお話しした、失敗した知り合いは資金繰りに失敗したんですね。だからあえていうなら計画をきちんと立てることがポイントですかね。

近藤: 今後のモバイルサービスやeコマースの将来の展望についてはいかがお考えですか?

清水社長: 難しいですね。モバイルサービスはCMS使わなきゃだめだと思いますね。名前がついていないにしろ、今の時点でどの会社も何らかのコンテンツマネージメントシステムを使っていると思うんですよ。その出来不出来が運用コストや売り上げに大きく関わってきますしね。モバイルを考える時にコンテンツ管理システム(CMS)のセンスって大事ですよ。

近藤: 今現在このマーケットは伸びそうだと思えるマーケットはありますか?

清水社長: もし本当にそんなものがあれば言わないですよね(笑)。まぁ、でも挙げるとすれば、なんだかんだ言って結局はゲームなんだと思いますね。これには明確な理由がありまして、海外に目を移したとします。例えばアメリカですが、あまり知られていないかもしれないですが、アメリカの国土には、携帯の電波も通じないし、ラジオすら電波が届かないところがかなり多いんですね。そういうところで暇をつぶすにはどうしたらいいかというと、ゲームボーイみたいな持ち運べるゲームや、携帯のコンテンツからダウンロードするゲームへの需要がものすごく高くなるんです。でも、まだまだ端末が未熟なので浸透まではしきれていないんですけど、これからマーケットとして立ち上がってくるんじゃないかなぁと思っています。

近藤: では最後に、今後の事業展開のプランなどを簡単にお聞かせ願えますか?

清水社長: 簡単に言うと、国内のモバイルCMS市場ではある程度使っていただけているようになってきたと思うので、足場を固めつつ、海外での収益モデルを確立していきたいと思っています。日本国内では圧倒的なニコニコ動画も、世界的に見ればユーチューブのアクセス数の千分の一にも満たないんですね。だから日本国内でやっているだけでは、伸びしろが少ないんですよ。ですのでうちの会社としては、日本国内から世界に向けて自信を持って発信できるサービスを作って、売りだしていきたいなと思っています。

足元を固めた盤石な経営体制を築きつつも、持ち前の技術を武器にグローバルな視点でサービス開発を図るユビキタスエンターテインメント。国内市場の発展的成長と国際市場での凌ぎ合い、見モノですね(近藤)
( 【インタビュアー】MEDIA EXPRESS 近藤誠 )

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