モバイル特化、総合コンサルタント企業[フラクタリスト]

ケータイの明日を“創造”する

2008年04月22日(火)

[ 81 号]

「企画から運用まで」ワンストップ提供

 2007年12月にモバイル広告サービスやモバイルメディアサービスを手がけるngi mobileと合併し、モバイルソリューションをワンストップで提供できる企業として新たなスタートを切った株式会社フラクタリスト。モバイル分野における豊富な知見を元に、モバイルプロモーションの企画・実施からサイトの企画・構築、運用まですべてを一気通貫で手がける同社のサービスは、対応の迅速性や柔軟性、さらにはコスト削減効果など、ユーザーにとっても付加価値の高いものとなっている。

 2000年の創業時より“モバイル”に特化してきたフラクタリストでは現在、SEO、マーケティング、ソリューション、メディアの4つのモバイル事業を軸にサービスを展開している。モバイルを取り巻く環境について同社代表取締役社長の小川淳氏は「インターネットに接続できる端末としてはPCよりも普及し、なおかつ変化のスピードがきわめて早いのが特徴。表現手法も日進月歩でリッチになる中で、いかにインパクトのあるサービスを提供するか、いかにユーザーに利用してもらえるサービスを提供するかが課題となります」と説明する。これに対応すべく整えられたのが同社のワンストップ態勢であるが、中でも注目したいのがモバイルSEO、モバイルマーケティングの2つの事業である。

小川氏「抜群に使われているサービスはまだない。企画提案力、構築力、運用力、メディアとのつながり。プロモーションに必要なすべての要素をワンストップで提供できることの価値を、お客様にもぜひ実感していただきたいですね」

小川氏「抜群に使われているサービスはまだない。企画提案力、構築力、運用力、メディアとのつながり。プロモーションに必要なすべての要素をワンストップで提供できることの価値を、お客様にもぜひ実感していただきたいですね」


 特にSEOコンサルタント実績は約60社、150サイトで2007年業界No.1だ。モバイルマーケティングでは、ナショナルクライアントのプロモーション事例も多く、リピート率は90%を誇っている。

独自の知見とノウハウ蓄積

 「モバイルSEOには独特の知見やノウハウが必要。それを豊富に蓄積し、サービスに活かしているのがフラクタリストのモバイルSEO事業です」

 2006年7月にauのEZwebがGoogle検索エンジンを採用して以来、各キャリアがモバイル検索を強化し続ける中、モバイルSEOの重要性がますます増加している。同時に、そこにはモバイルならではの難しさもあると同社モバイルSEO事業部の佐藤竜也事業部長は説明する。

 「例えば、検索キーワードの選定には携帯ならではの予測変換機能の考慮。機種ごと、エンジンごとに異なってくる要素にいかに対応するか、そうしたノウハウも必要なのです」

佐藤氏「これまでのモバイルSEOは着うたやデコメが中心でしたが、今後は企業サイトのモバイル対応や、検索結果における企業名ブランドの保護などが重要性を増すでしょう」

佐藤氏「これまでのモバイルSEOは着うたやデコメが中心でしたが、今後は企業サイトのモバイル対応や、検索結果における企業名ブランドの保護などが重要性を増すでしょう」


 また、SEOによる順位向上だけでなく、最終的なコンバージョン率を上げるためのLPOにも独特の知見が必要だと同氏は言う。「携帯の場合、クリック数は多くて3回程度。スクロールしないで閲覧できるファーストビューも重要です。SEO対策の結果や分析から、ページをどう設計すべきかという提案をフィードバックできるのも、事業部が連携して動くワンストップならではのメリットではないでしょうか」(佐藤氏)

モバイル専業だからこそできる「3つの力」

 フラクタリストのマーケティング事業は、“モバイル専業”の広告代理事業であるという特徴がある。黎明期からモバイルに特化してきた同事業には、「3つの力」があるとモバイルマーケティング事業部の栄井徹事業部長は説明。「1つ目は市場開拓力。競合がほとんどない頃から、モバイルタイアップなどを手がけて知見を蓄積しています。2つ目はメディアリクルーティング力。ブレイク前のメディアを見つけて商品設計や開拓を行うことができます」

栄井氏「商材ありきではなく、お客様の課題ありき。それにあわせた企画立案と媒体選定を行い。同時におもしろさも実現できるのが理想ですね」

栄井氏「商材ありきではなく、お客様の課題ありき。それにあわせた企画立案と媒体選定を行い。同時におもしろさも実現できるのが理想ですね」


 同社ではこれまで、デコともやモバゲータウンといった人気サービスがまだ小規模だった頃から、こうしたメディアリクルーティングを行った実績がある。そして3つ目の力として「PDCAサイクルを回せる運用構築力」を栄井氏は掲げる。これは、モバイルソリューション事業やモバイルSEO事業をワンストップで提供する同社ならではの特徴といえるだろう。

 各々のサービスの強さに加え、それをトータルで提供することで、さらなる付加価値を生み出すフラクタリストのモバイルソリューション。モバイル分野に課題を抱える企業や制作会社には頼れるパートナーたり得るのではないだろうか。

【事例紹介】
タイアップ企画に強み。4/7スタート『日本コカ・コーラ×mixiモバイル』

4/23より、期間限定で「からだ巡茶」新ミクコレダウンロード可能。(http://m.mixi.jp/feature_skin.pl)※『mixi』は招待制のSNS。登録には、すでに参加いただいている人からの招待が必要

4/23より、期間限定で「からだ巡茶」新ミクコレダウンロード可能。(http://m.mixi.jp/feature_skin.pl)※『mixi』は招待制のSNS。登録には、すでに参加いただいている人からの招待が必要


 4月7日から始まった日本コカ・コー ラ株式会社のモバイルプロモーション。mixiモバイルとのタイアップにより、「からだ巡茶」の製品認知やブランドイメージ向上を狙う本プロモーションでは、タイアップスキン(ミクコレ)のカスタマイズを可能にするなどの新しい取り組みにチャレンジしている。

 プロモーションを手がけたフラクタリスト、モバイルマーケティング部・タイアップ担当の長野資正氏は「ターゲットは主に20代の女性。単にタイアップスキンを配布するだけでなく、占い要素を盛り込むことで遊び心にも訴求します」と説明。クライアントの目的はもちろんだが、エンドユーザーの目線も大切にするのが同社のプロモーションの特徴だ。

 さらに、4月23日からはスキンのカスタマイズも可能になる。「これはミクコレにとっても新しい取り組み。ユーザーは自分のカスタマイズしたスキンを友人に使ってもらうこともできるため、クチコミによる普及も期待できるでしょう」(長野氏)
( 文:森田亮、写真:更科智子 )


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