コクヨのアイデアサービス「ポケディア」。アイデアに対して課題意識を持つ人が賢く使っている。そんな課題意識を引き出すヒントを探る。
【聞き手】 「百式」管理人 田口 元 氏
【話し手】 コクヨ株式会・RDIセンター チーフビジネスプランナー 万木 康史 氏

ゆるぎ・やすし。コクヨ株式会社RDIセンター チーフビジネスプランナー。「ポケディア」の発案者。「ケータイは外出や移動先でのメモに、PCは自宅でじっくり検討するのに向いています」
万木 関心を持ってもらえる「お題」をユーザに投げてみるというのを考えています。
百式 具体的には?
万木 今、ニフティのSNS「BUSINESS space」の「仕事を変えるビジネスアイテム研究室」にて「ワークライフバランス」を実現するツールとは? というお題でユニークなアイデアを募集していますが、そのアイデア出しにポケディアを使っていただいています。
百式 ブレストコミュニティとか、はてなハイクみたいなことをやろうとしていると。
万木 近いかもしれないですね。
百式 とすると、誰がアイデアを出すかで成果も変わりますよね。例えばユニクロがお題を出して優勝したらTシャツをプレゼントしますよ、みたいな。
万木 そうですね。
百式 そうなると、ポケディアはアイデアを仕事とする人たちのための「ビジネスにインパクトを与えるツール」という風に考えていたんですが、アイデアを楽しむSNSとして振る方向もあると。今のお話ですと後者のような気がしますが。
万木 アイデアを出すことに関して、日常的に創出しているクリエイターだけでなくて、アイデアを出したいと思っているような人たちも囲い込みたいと考えています。
百式 お題を出すのは練習問題みたいなもので、そうやってアイデアを出す癖をまずユーザに身に付けてもらう……。
万木 そうですね。そうやって課題意識を鍛える訓練をしておくと、ポケディアもより活用してもらえるのではと(笑)

「ポケディアNOTE」の画面。日々の関心事をこまめにメモし、その関心事に関連した情報をサーチ。ひらめいたアイデアを蓄積できる。登録も利用も無料だ。
百式 想定外の使われ方もあるとのことですが。
万木 例えばビジネスでブログを書いている人が、ネタに困った時に使っている例があります。詳しく聞くと、書きたいネタはあるけれど普通に書いたのでは誰も読まない、反応してくれない。だから全然違う切り口で書いてアクセスを上げようとされているんですね。
あと、外回りの営業さんからの話ですが、クライアントから「こういう悩みがあるんだけど… …」と話を振られた時に「すぐ帰って検討します」ではなかなか響いてもらえない。なのでちょっと違う切り口で「こういう風に考えられますよね」と提案して返せるようにするための練習代わりにポケディアの「ちょいメモ」を使っているんです。
百式 まさかお客さんの前で……?(笑)
万木 いえ、事前にトレーニングするそうなんですよ。驚きましたねえ。営業の人もアイデアについてそれだけ切羽詰っている訳です。
百式 次回はポケディアの今後について迫っていきます。
(後編につづく)
ポケディアが気になる! http://pkda.jp/
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