株式会社ストラップヤネクスト 樋口敦士社長(後編)

【スゴウデ社長interview】

2007年09月19日(水)

[ 53 号]


近藤: 「社長」という職業はよく孤独だと言われますが、実際いかがですか?

樋口社長: いや~孤独です。でも最後に責任持って決定を行うことがこの仕事の一番大事な点なんで、そういった孤独を乗り越えて突き進まなきゃいけないですね。

近藤: 今回のインタビューのトピックは“億”を稼ぐ社長なのですが、企業として“億”を稼ぎ出すために必要なポイントや能力とは何でしょうか?

樋口社長: ん~うちの場合は本当に地道に着実に品揃えとか売り上げを増やしていったんで。強いて言うと、そうだなぁ… …優秀すぎて何でもやるというのはダメなんですね。その人の能力が高くて何でもできるからと言って全て一元的に任せるのはかえって効率が悪い。やっぱり権限委譲が大事です。人に仕事を任せることができるかどうか、っていうのも大事な能力だと思うんです。自分が何でもできるっていうわけでは決してないんで。あとは、目的意識を持つことでしょうか。目的なき成長は今は良くても、時間が経って困ることになりますから。

近藤: 今起業準備中、そして起業して間もない方に何かアドバイスをするとしたら?

樋口社長: その時自分が持っている経営資源を最大限に活用して、まずは無理な事業展開を試みようとせず身の丈にあった等身大のビジネスをやることです。自分の能力の棚卸しをきっちりして、等身大のビジネスをやることだけを心がけることですね。それに尽きます。

近藤: 今後の事業展開のプランを教えていただけますか?

樋口社長: プロフェッショナルとしてストラップを極める、です。販売や卸、ストラップの流通を広げていくことですね。あと、いつも「世界」を見ています。ストラップっていうのは日本特有の文化なんです。だからストラップで日本一ってことは、世界一ってことなんですね。あと、ストラップが好き、日本のアイテムが好きっていう海外の方に日本の商品を売るっていうのも考えはしてますね。あとは、今まで培ってきたストラップ販売の経験を活かして、Eコマースのシステム作りも並行して行っています。一からそういうデータベースとか販売システムを揃えると初期投資がかなりかかるので、誰にでも手を伸ばしてもらえるようにASPでのリリースを考えています。ですからまとめると、“ストラップ”“海外”“システム”、この3本立てで進めていくつもりです。これから期待してください。

世の中に出回る起業関連書籍には「夢は大きく」と書かれていますが、千里の道も一歩から、まずは自分の能力や資産を十分に把握して身の丈に合ったビジネスを初期段階として取りかかることが要諦。そうした積み重ねから樋口社長はプロとしてストラップヤネクストを一流企業に発展させてきました。次にどんな一手を指すか、これからも目を離せませんね!(近藤)
( 【インタビュアー】 MEDIA EXPRESS 近藤誠 )

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