
近藤: 社長という仕事は、よく「孤独だ」と言われますがいかがですか?
小林社長: 孤独だと思いますね。社員の多くは、多分僕には本音で接してないと思います。やはり、社員が本当は何を考えているのか分からないまま話を進めていくと、暗闇の中で事業を進めていくみたいで、それはやはり孤独感を感じますね。
近藤: 今、起業準備中だとか、起業して間もない方に小林社長がアドバイスするとしたら、何かありますか?
小林社長: 元同僚などで、独立した人とそうでない人との違いを考えてみたときに、みんな能力の違いっていうのはあんまり無いんですよ。「考え方」×「能力」×「意欲」っていうのが人材力を決めるとよく言われますけど、「能力」と「意欲」が高い人はたくさんいるんです。でも「考え方」がずれていくと、ダメになっていってしまうんですね。特に起業となると、自分で事業を起こすわけですから、当たることもあるし、外れることもあります。その中で、自分は貧乏になっても生きていけるって考えて、覚悟している人はいい事業をやりますよ。
近藤: では、今回のインタビューのテーマが「億を稼ぎ出す社長」なんですが、売り上げで1億を稼ぎ出すために企業として必要なポイントはなんだと思いますか?
小林社長: 1億の売り上げなら、一人でも十分いけると思います。一番簡単な方法は、伸びている市場で勝負する。これに限りますね。
近藤: 今現在伸びている市場は、小林社長の目から見て何かありますか?
小林社長: 絶対にモバイルです。いくら競合相手が増えても市場自体が伸びていきますから。
近藤: では最後に今後の事業展開などを簡単にお聞かせ願えますか?
小林社長: 全家庭にデジタルテレビが普及する2011年を一つのターニングポイントに、DVDレンタルの替わりに映像(作品)を携帯電話に一旦保存して、ジャックにつないでテレビの画面で再生する、ということを考えています。レンタル店の代替サービスになりますし、返却もしなくていいですしね。
同時にモバイル広告のマーケットですけれども、一般企業の考え方が、携帯を通して直接お客様にサービスを届けたい、という手法に変わってくると思うんです。となると、企業がモバイルサイトを作らなくちゃいけないねとなるわけです。PC上では、企業の紹介が中心だったけれども、携帯の場合では直販促サイトを作らなくちゃいけないんですね。そこで、僕たちがその販促サイトをナビゲートできればと思っています。
あと、欲しいと思った情報が降ってくるようなモバイル広告を作ったり、また服屋でも八百屋でもリアルな業界にモバイルの可能性を問いかけて一緒に面白いことをやれたらな、って考えてます。全産業と提携をして、ゆくゆくは、世界の企業とも仕事をしてみたいですね。
モバイルビジネスに命を懸け先陣切って社員を率いる小林社長。地に足を付けて客観的に自社を分析しつつ、モバイルマーケットでの世界進出の夢を掲げてアクセル全開で走り続けるその姿、私も見習いたいと心から思いました。(近藤)
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