画像やら音声やらを一緒に表示してくれる検索エンジン

【東京IT新聞meets百式】

2008年03月04日(火)

[ 74 号]

Oamos(http://www.oamos.com/)より

Oamos(http://www.oamos.com/)より


いろいろごちゃごちゃにして検索してくれる『Oamos』

 ちょっと変わった検索エンジンのご紹介。
 よく検索エンジンでは、サイト検索、画像検索、映像検索と分かれている。それはそれで便利だが、Oamosではそれをあえて一緒にして表示してくれる。
 ごちゃごちゃと表示されはするが、自分の興味があるトピックの画像やら音声やらがスクリーンセーバーのように表示されるのはなかなか興味深い。
 さらにいくつかの設定を変更することも可能だ。音声のON/OFFを切り替えたり、リンクをつけるかつけないか、といったことだ。
 ジャンルとしては発想支援検索エンジンとでもなるだろうか。あえてごちゃごちゃ表示することで新しいアイディアを脳が探し始めるのかもしれない。(百式より)

百式(http://www.100shiki.com/)

百式(http://www.100shiki.com/)


 新しいものを創作するという作業は、人間の活動の中で最も人間らしくまた最も難しいものである。今までもいろいろな研究がなされ、いろいろな方法が考案されている。ブレーンストーミング、KJ法、比較的新しいものではマインドマップなど。いずれも共通しているのが、一切の限定をなくしてなるべく多くの断片を列挙し、その関連を考えていくというやり方だ。

 今回紹介するサイトは、そういう創造的な発想の手助けを目的にしたサイトである。ユーザが入力したキーワードに合う画像、動画、音声などを複数の検索エンジンで検索し、それらをランダムに組み合わせたコラボレーションムービーを流すのだ。それを見るとはなしに流しているうちに、何かひらめくものがあるかもしれない、といういわば「発想法」の入力部分の手伝いをするサービスなのだ。

 現代は、まさに「発想の時代」である。それも、モノやサービスは巷にあふれ、他と同じことをしていては生き残れない。加えて「地球温暖化問題」など解決しなければならない問題まで山積する、切迫した「発想の時代」である。

 だが「発想」というものは、理屈ではなく何かの拍子に突然生まれるものである。それだけに何かの目的を持って新しい発想を出そうとするのは難しい。そこでいろいろな人が「発想のメカニズム」を研究し、冒頭に紹介した発想法が生まれたのである。

 一時、コンピュータの発達は人間を退化させるとか、コンピュータが人間の代わりにものごとを決定する世界になるという議論が真剣に取りざたされていたこともあったが、そんなことには多分ならない。やはりコンピュータにはコンピュータの、人間には人間の特性があるのだ。人間にはコンピュータのような速くて正確な情報処理はできないが、今までなかったものを創り出す能力がある。その能力によって生み出されたコンピュータは、やっと「道具」から「助手」への小さな一歩を踏み出したばかりなのである。
( 城崎裕一 )

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