
Silverback(http://www.silverbackapp.com/)より
被験者の操作、表情、音声をまとめて録画できるユーザビリティテストツール『Silverback』
サイトやネットサービスを作ったらユーザビリティテストは必ずやった方がいい。
実際にユーザーに操作してもらって、そのとき感じたことを言ってもらうだけでも多くの示唆を得ることができる。
そしてそのためのツールがSilverbackだ。Mac専用でなおかつ有料ではあるが(といっても50ドル程度だ)、これはかなり重要なソフトウェアではないだろうか。
このソフトを使えばテストの被験者が行った操作、被験者の表情、しゃべった音声などを全部記録してQuicktime映像にまで落としてくれる。
一見、地味であるが、これってすごいソフトが登場したんじゃないでしょうかね・・・と個人的には思う。(百式より)
ウェブサイトがこれだけ普及し競争も激しくなると、勝負を分けるのはデザインを含めた見やすさ、使いやすさに尽きるだろう。仕事柄ウェブユーザビリティを扱った記事や書籍にはなるべく目を通しているのだが、そんな中に「ネットサーフィンをしているユーザは、高速道路を走る自動車の中から看板を見るようなものだ」という記述があった。つまり、ウェブコンテンツはそれこそ高速道路上の車中から見てもわかるくらいわかりやすく、初見で使えるくらい使いやすく作らないと顧客をつかむことはできないというのだ。
そのようなサービスを作るにはユーザビリティテストをするしかない。ターゲットとなるユーザに実際サイトを操作してもらい、その感想やアドバイスを集約するテストである。サイトやサービス作成では見た目の印象に注意が行きやすく、使い勝手に関して作り手の思い込みや独りよがりに陥りやすいので、このようなテストが必須になるのだ。
従来、このテストを行なうにはビデオカメラなどの機材が必要で、ノウハウも含めてアウトソーシングすることも多いのであるが、今回紹介するサイトで売り出しているソフトを使えば外付けハードウェアなしでテストを実行でき、被験者の操作、表情、発言をまとめた動画レポートを作成してくれるので、アウトソーシングの必要がない。アップル社のMacのみのサポートというのが弱みではあるが、これでウィンドウズ版も出すことができたらかなり重宝するだろう。世の中のウェブユーザのウィンドウズ使用率がまだまだ高く、ブラウザーや環境ごとに動作の異なるJavaScriptの利用量の増加を考えると、Macだけというのは弱みになってしまうのだ。
しかし、このソフトのように明確に削減するコストに狙いを定めた製品ならば、対価を要求しても費用対効果が計算しやすく導入もされやすい。これは現代のフリーソフト全盛時代のソフトハウスの生き延び方の一つだと思う。
(
城崎裕一
)
キーワード
関連リンク
記事についてのご意見・ご感想
『 ユーザビリティテストを行うためのソフト 【東京IT新聞 meets 百式】 』に対する






ページの先頭へ
