
【Listening To Words】 http://www.listeningtowords.com/
教育コンテンツのみを対象とした検索エンジン『Listening To Words』
ありがたいことに教材もオープンになりつつある時代である。
自宅にいながら、有名大学のレクチャーをオンラインで聴ける時代なのだ。
そう考えるとListen ing To Wordsのようなサービスが出てきたのもうなずける。
このサイトではネット上に存在しているレクチャーや教材のみを対象とした検索エンジンである。
気になるトピックがあれば質の高い教材を見たり聞いたりすることができるというわけだ。
この時代に教育はどう変わるか。そのヒントをここに見つけてもいいですね。
(百式より)
現在、ネット上ではあらゆる情報がオープンになっていると言っても過言ではないくらい、いろいろな情報が溢れている。今回紹介するのは大学その他で行われた講演を集めた専門検索エンジンである。ユーザは、カテゴリーとキーワードを入力して、検索結果から自分の聞きたい講演を選ぶと、グーグルビデオなどから講演の配信を受けることができる。
さすがに英語の講演なので、その分野を専攻する研究者でないとかなり敷居が高いと思われるが、例えば「コンピュータサイエンス」のカテゴリーには「マイクロソフトによるDRMに関する講演」とか、「ソーシャルコンピューティング:掲示板からブログへ、そして来るべきもの」なんて講演があったりしてなかなか面白い。
インターネットのそもそもが、学術情報や研究情報を米軍、各大学が共有するために開発されたDARPANetだったことを考えるとまさしく「温故知新」のサービスであるが、それだけにとどまらず、「教育のオープンソース化」という流れの先駆けになるサービスかもしれない。
例えば、これを利用して行った講義をまたサイトにアップしていくことによって、どんどんよりよい講義が開発されていく、なんてこともできる可能性を秘めている。
不特定多数による無限の改良は、まさしくあの「Linux」を産んだ「バザール型開発モデル」を彷彿とさせる。
そういう目で改めて眺め直して見ると、各レクチャーに対する評価を入れることができない、レクチャー相互の関連リンクを張ることができないなど、まだまだこのサイトには成長の余地がある。
学生の学力低下が叫ばれて久しい我が日本でも、少子化で小さくなったパイの分捕り合戦をやるばかりではなく、こんなインフラサービスを構築、利用することによって日本全体の高等教育のレベルの底上げを図ることができるのではないだろうか。それこそが、明日の「IT立国・技術立国日本」を作る礎になると思うのである。

http://www.100shiki.com/
(
城崎裕一
)
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