一緒のページにいるユーザーのマウスの動きを見る

【東京IT新聞meets百式】

2008年02月13日(水)

[ 71 号]

吹出しのようにマウスカーソルを表示 ※thatsmymouse(http://www.thatsmymouse.com/)

吹出しのようにマウスカーソルを表示 ※thatsmymouse(http://www.thatsmymouse.com/)


友達のマウスと一緒に遊ぶことができる『thatsmymouse』

 これは結構便利なのではないだろうか。
 他のお友達と特定のウェブページで遊ぶためのツールがthatsmymouseである。
 もうちょっと具体的に言うと、thatsmymouseに対応したページ上では、他のユーザーのマウスカーソルの動きを見る事ができるのだ。ご丁寧にカーソルには名前がついており、チャットを楽しむこともできる。
 自分のページをthatsmymouse対応にするのも簡単だ。このサイトで発行されるコードを貼り付けるだけでいい。あとはそのページのURLを友達に教えれば完了だ。
 このサイトで一緒に遊ぼう、だとか、さっき作ったばかりのこのページについて意見をもらいたい、だとかに使えるのではないだろうか。
 ちょっとしたイベントなんかにも使えそうだ。いじっていると楽しいアイディアが浮かんできそうな気がする。(百式より)

百式(http://www.100shiki.com/)

百式(http://www.100shiki.com/)


 考えてみると最近、実際に人と会って話をするよりも、ネット上でコミュニケーションをとる機会の方が遥かに多くなっている。メール、ブログ、SNSなどコミュニケーションツールが多様化し、数としてもどんどん増えているところを見ると、案外そういう人も多いのではないだろうか。ウェブの機能や表現力の向上に伴って、ただありきたりの書き込み機能以上のエンターテイメント要素を取り入れたコミュニケーションサービスが現れてきている。

 今回紹介するサービスは、そんな「使って楽しそうな」コミュニケーションツールである。
 通常ブラウザでサイトを閲覧している時には、他の閲覧者のことは見えないし、全く気にしなくても困らない。「thatsmy mouse」では、逆に閲覧者がお互いにお互いのマウスカーソルを見せあうことによってコミュニケーションをとることができるようになっている。各カーソルにはそれぞれが設定したログイン名がつけられ、「Twitter」のように一言メッセージを入れることもできる。メッセージはリアルタイムで編集することができるので、吹出しのようなマウスカーソルでちょっとしたチャットを楽しむことができる。

 特徴は、大抵のサイトに適応可能であること。「thatsmymouse」の提供するコードを仕込めば、ブログであろうと地図サイトであろうと、コミュニケーション機能が簡単に組み込める。地図サイトで使用すれば地図上の店などを指しながら「ここで待ち合わせ」などとできるし、作りかけのウェブサイトに開発用に仕込んでおけば、気に入らないところを指して「ここ変えてよ」「了解」なんてこともできる。

 普段見えないものをワザと見えるようにすることで新しいものを創り出す発想がとても面白い。

 技術がどんどん進んでいく世の中では、その技術を効果的に魅せる発想力がモノを言う。「API」による機能公開が一般的になってきて道具は日に日に増えている。あとはどれだけうまく使いこなせるか、の問題である。
( 城崎裕一 )

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