ベンダー系資格 実務面で有用

【スキルアップ特集】

2008年02月26日(火)

[ 73 号]

 ビジネスパーソンに求められている能力は、時代によって変化し続けている。今、IT関連業界で注目されているスキルや、自身の価値を上げるために有用なのは、どのような資格だろうか。本特集では、キャリアアップや社員教育にも役立つIT系資格を探った。(編集部)

 IT関連の資格には、経済産業省所轄の独立行政法人が主催する「国家資格」とNPOなどの団体、企業が行う「民間資格(非ベンダー系)」、ベンダー各社が自社製品の知識を問う「ベンダー系資格」に大きく分けることができる。

 ヴェディオール・キャリアの紹介事業本部コンサルタント部でキャリア・アドバイザーを務める田島幸雄氏は、「エンジニアの場合、国家資格で尺度を測る企業もまだまだ多いので、基本情報技術者などは技術レベルを表現するには有効」と指摘する。

 ベンダー系資格では、シスコシステムズのCCNP(Cisco Certified Network Professional)やオラクル認定資格制度「ORACLE MASTER Silver Oracle Database 10g」などに加え、マイクロソフトの認定システムエンジニア(MCSE)も実務面で評価が高い。

 また、サンマイクロシステムズによるJava/ Solaris認定資格も見逃せない。現在、同社ではCD-ROM教材と、認定試験の不合格時に無料で再受験ができる再受験無料チケットのセットを定価の20%割引で販売するキャンペーンを実施中だ。

 昨今、急速にニーズが高まりつつあるのがITコーディネータ(ITC)資格である。経済産業省による「IT経営」の推進にも大きな役割を果たすためだ。事前のケース研修による模擬体験や取得後の継続学習などにより実務能力が非常に高い点も特長。「コンサルタント職や社内MISのマネージャクラス以上の方には、特に有効」(田島氏)な資格といえる。

 一方、社員の人材育成という観点では、マイクロソフトの「Microsoft Office Specialist」は有効に使えるだろう。特定の業種や立場にとらわれない「即戦力&汎用性の高さ」という利点があり、新人教育やスキルアセスメントにも適している。

より上位資格の取得を
キャリア・アドバイザー 田島幸雄氏に聞く


 当然ですがベンダー資格であれば、取得者の少ない、より上位の資格がお勧めです。最近は会社での費用負担が若干減っていることから、自費での受験が増加傾向にあります。そういう意味では、各種キャンペーン(2回目の受験無料など)を活用するのがお勧めです。

 また、簿記や中小企業診断士、FP(ファイナンシャル・プランナー)なども現在の職務内容によっては有効だと思います。

 約半数のエンジニアが技術文章読解に支障のない英語力を持っているようですが、ビジネスレベルの英語力を備えているエンジニアは限られます。英語力を高めることでも、エンジニアとしての価値は高まります。


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