2月11日から14日の4日間、スペインはバルセロナにて開催された、モバイル関連イベント「The Mobile World Congress 2008 Barcelona」(以下、MWC2008)。前号記事に続き、ここではより詳しく現地の模様をお届けしよう。
エンドユーザー向けの携帯電話から通信事業者を対象とする製品・サービスまで、最新技術が出揃う同イベントは、携帯端末とその周辺技術だけを扱うものとしては最大規模であり、2006年まで「3G SM World Congress」の名称で仏・カンヌで行われていた。年々増え続ける参加企業に対応するため、昨年から会場をスペインに変更したものの、今年はなんと1300社以上が参加、来場者も約5万5000人と膨れ上がる一方のようだ。昨年までは8つの展示ホールの空きスペースに設置されていたドリンクのサービスもなくなり、大小さまざまな企業ブースに占められていた。
注目はAndroidやLinux携帯プラットフォーム
MWC2008では、やはりAndroidや「LiMo Foundation」によるLinux携帯電話プラットフォームが注目の的に。LiMoメンバー企業であるモトローラ、パナソニックモバイルコミュニケーションズ、サムスン電子のブースには、LiMoプラットフォームの最初のバージョンとなるR1による製品が数多く展示されていた。一方でAndroid採用のプロトタイプは、Qualcomm、テキサス・インスツルメンツ、ARMなどが1~2台のデモ機を用意しており、多くの来場者が興味津々という様子で次々と手に取っていた。
日本国内メーカーはといえば、ソニー・エリクソンを除いてあまりパっとしないというのが正直なところ。各メーカーのブースには、発売されて間もない最新の携帯電話もディスプレイはされているが、薄さ9.8ミリでHSDPA対応の「N705iμ」(日本電気製)を除けば注目度は高くない。東芝は海外市場向けのPCブランド「Portege」の同名シリーズとして、「G910」「G710」など携帯電話4機種を展示しており、「PCブランドの知名度でようやく携帯端末の知名度も上がり始めたばかり。事業としては全く満足のいくものではない」とのこと。また、過去に海外市場向けに製品展開をしていた別の国内メーカーのブースでは「売れば売るほど赤字という状況でした。いつかは再チャレンジしたい」というコメントが出るほどで、NOKIA、サムスン電子、モトローラという世界三大メーカーの前にはまだまだ勝負にすらならないようである。
変わりダネ製品も豊富、4日間でも見きれない
この他、会場内で小さなブースを端から覗いていくと、意外にユニークな製品が人知れず展示されていることもしばしばある。ディスプレイを端末本体に巻き取って収納できる、Polymer Visionの「READiUS」や、携帯電話に限らずWiFi対応の端末であれば、TV視聴がどこでも可能になるパケットビデオのミニレシーバー「Mobile Broadcast Receiver」など、国内での実用性を考えると悩むものも含めて、何かと楽しいイベントである。かつてはマザーボード、グラフィックスカードといったPCパーツメーカーとして知られるASUS、GIGABITE、ABITなどもその技術力を生かして、この数年で次々に携帯端末業界に参入しており、競争も一段と華やかかつ激しくなっている。来年のMWCも目が離せないイベントとなりそうだ。
エンドユーザー向けの携帯電話から通信事業者を対象とする製品・サービスまで、最新技術が出揃う同イベントは、携帯端末とその周辺技術だけを扱うものとしては最大規模であり、2006年まで「3G SM World Congress」の名称で仏・カンヌで行われていた。年々増え続ける参加企業に対応するため、昨年から会場をスペインに変更したものの、今年はなんと1300社以上が参加、来場者も約5万5000人と膨れ上がる一方のようだ。昨年までは8つの展示ホールの空きスペースに設置されていたドリンクのサービスもなくなり、大小さまざまな企業ブースに占められていた。
注目はAndroidやLinux携帯プラットフォーム
MWC2008では、やはりAndroidや「LiMo Foundation」によるLinux携帯電話プラットフォームが注目の的に。LiMoメンバー企業であるモトローラ、パナソニックモバイルコミュニケーションズ、サムスン電子のブースには、LiMoプラットフォームの最初のバージョンとなるR1による製品が数多く展示されていた。一方でAndroid採用のプロトタイプは、Qualcomm、テキサス・インスツルメンツ、ARMなどが1~2台のデモ機を用意しており、多くの来場者が興味津々という様子で次々と手に取っていた。

TIブースでは2つのAndroid端末を展示

モトローラから発売される、LIMOプラットフォーム端末の一つ「MOTORAZR2 V8 Luxury Edition」は、金メッキに蛇皮風の背面というデザイン
日本国内メーカーはといえば、ソニー・エリクソンを除いてあまりパっとしないというのが正直なところ。各メーカーのブースには、発売されて間もない最新の携帯電話もディスプレイはされているが、薄さ9.8ミリでHSDPA対応の「N705iμ」(日本電気製)を除けば注目度は高くない。東芝は海外市場向けのPCブランド「Portege」の同名シリーズとして、「G910」「G710」など携帯電話4機種を展示しており、「PCブランドの知名度でようやく携帯端末の知名度も上がり始めたばかり。事業としては全く満足のいくものではない」とのこと。また、過去に海外市場向けに製品展開をしていた別の国内メーカーのブースでは「売れば売るほど赤字という状況でした。いつかは再チャレンジしたい」というコメントが出るほどで、NOKIA、サムスン電子、モトローラという世界三大メーカーの前にはまだまだ勝負にすらならないようである。
変わりダネ製品も豊富、4日間でも見きれない
この他、会場内で小さなブースを端から覗いていくと、意外にユニークな製品が人知れず展示されていることもしばしばある。ディスプレイを端末本体に巻き取って収納できる、Polymer Visionの「READiUS」や、携帯電話に限らずWiFi対応の端末であれば、TV視聴がどこでも可能になるパケットビデオのミニレシーバー「Mobile Broadcast Receiver」など、国内での実用性を考えると悩むものも含めて、何かと楽しいイベントである。かつてはマザーボード、グラフィックスカードといったPCパーツメーカーとして知られるASUS、GIGABITE、ABITなどもその技術力を生かして、この数年で次々に携帯端末業界に参入しており、競争も一段と華やかかつ激しくなっている。来年のMWCも目が離せないイベントとなりそうだ。

Polymer Visionの「READiUS」

パケットビデオのモバイル放送向け、ミニ受信機「Mobile Broadcast Receiver」
(
麻生ちはや
)
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『 参加企業1300社以上。約5万5千人が来場 』に対する






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