[ブリヂストンサイクル]

ウェブ連動型サイクルメーター 「emeters」

2008年03月04日(火)

[ 74 号]

 ブリヂストンサイクルは2月26日、サイクリングSNSに接続が可能な国内初のサイクルメーター「emeters(イーメーターズ)」を発表した。3月15日から発売する。また、これに合わせて同社独自のサイクリングSNS「emeters web」を開設した。

自転車のハンドルに取り付けられた「emeters」。寸法はタテ57ミリ、ヨコ46ミリ。独自SNS「emeters web」のマイページでは、毎日の走行距離・消費カロリーなどがグラフ表示される

自転車のハンドルに取り付けられた「emeters」。寸法はタテ57ミリ、ヨコ46ミリ。独自SNS「emeters web」のマイページでは、毎日の走行距離・消費カロリーなどがグラフ表示される


 emetersの最大の特徴は、PCに接続して走行データをアップロードする事でSNSに毎日の走行距離・走行時間・平均速度・消費カロリー・CO2削減量を公開できる点にある。なお接続にはUSBクレードル(アダプタ)を使用する。これにより、見ず知らずのemetersユーザと情報交換が出来たり、CO2削減量を競い合ったりと「自転車の楽しさ」を拡げる事ができる、と同社はアピールする。

 これまでも同様の取り組みがウェブサイト「エコサイクル・マイレージ」で行われているが、走行距離をその都度手動で入力する必要があり、画期的でありながら使いづらい面があった。今回のemetersでは、「emeters web」から専用ソフトをダウンロードすることにより、ワンクリックのみでデータを取り込むことが可能となった。

 「emeters web」では、アップされたデータがマイページにグラフ表示され、月または年単位でデータの推移を把握できる。また、手動だが体重と体脂肪率の入力項目もあり、自転車ダイエットのツールとしても利用可能だ。同SNSではCO2削減量を「リーフ」という単位で表示。これは自動車が4.3キロ走るごとに約1kgのCO2を排出することを踏まえて、自転車で同じ距離を走ると約1kg=1リーフ分節約できるという考えに基づく。ユーザ個人だけでなく、SNSメンバー全体のCO2削減量も一目で分かる仕組みだ。他にもGoogle Mapに走行経路を入力・表示出来るなど、サイクリングを楽しく演出する機能が搭載されている。

ブリヂストンサイクル株式会社の渡辺恵次社長(2月26日の発表会にて)

ブリヂストンサイクル株式会社の渡辺恵次社長(2月26日の発表会にて)


 CO2を出さず、健康にも良い自転車。近年では電車やマイカーではなく自転車で通勤する「自転車ツーキニスト」も増加傾向にあるなど、自転車への注目と期待は増す一方だ。同社の今回の発表は、そうした自転車の新たな需要増を見据えたものといえる。

 emetersの販売価格は税込8400円。また、同社のライトスポーツサイクル「マリポーサ」にはemeters標準搭載モデルが設定される。

 これまでサイクルメーター利用者は、専らロードバイクやMTBなどに乗る上級ユーザ、アスリートに限定されてきた。同社はemetersをSNSと連動して多機能化させることで「自転車生活を充実させるためのツール」と位置付け、通勤や散歩に自転車を使う層にも積極的にアピールする考えだ。

 なお、対応OS環境は現在のところWindows XPとVista(いずれも32ビット版)のみ。Mac版のリリースも待たれるところだ。
( 斉藤円華 )


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