イー・アクセスがアッカを子会社化、ADSL市場2位に

2008年08月19日(火)

[ 95 号]

 株式会社アッカ・ネットワークス(東京・千代田、須山勇代表取締役社長)とイー・アクセス株式会社(東京・港、深田浩仁代表取締役社長)は7月31日、将来の事業統合に向けた資本・業務提携に合意したと発表した。イー・アクセスはアッカが8月15日付で実施する第三者割当増資を引き受け、出資比率を45.32%まで高め子会社化する。両社はADSL事業の設備、業務を統合することで光ファイバー通信に押され気味のADSL事業のテコ入れを図る。

イー・アクセスの深田社長(左)とアッカ・ネットワークスの須山社長

イー・アクセスの深田社長(左)とアッカ・ネットワークスの須山社長


 現在ADSL事業の契約者数シェアではソフトバンクBBが37.8%トップで、イー・アクセスは14.6%で4位、アッカ・ネットワークスは7.5%で5位にあるが、今回の提携・統合で、合計シェアは22%となり、NTT東・西を抜いて2位に上昇する。

 また、アッカは10月に開催する臨時株主総会でイー・アクセスから過半数の取締役を受け入れるほか、ADSL設備の保守と運用はイー・アクセスが設備をアッカに33億円で譲渡し、アッカに集約する。これによりイー・アクセスは今後5年間で70億円のコスト削減を図る。

 高速デジタルデータ通信の分野ではADSLから光回線へ需要が移行しているが、光回線に比較して割安なADSLも一定の需要は残ると見ており、両社では業務提携により、今後5年間でアッカの売上は140億円上昇、利益60億円向上、イー・アクセスの利益は10億円上昇すると見込んでいる。

 記者会見で両社長は「ADSL市場で30%のシェア確保を目指す」と語った。また、イー・アクセスの千本倖生会長は「須山社長をはじめアッカの経営陣が若返ったことで、当社との提携の効果が発揮されるようになったことを評価した」と語った。
( 丸山隆平 )


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