欧州PSP用Wi-Fiサービスパッケージ 「Go! Messenger」

2007年09月04日(火)

[ 51 号]

 ソニーの携帯ゲーム機PSP(プレイステーションポータブル)でWi-Fi通信が可能になるパッケージサービスが、ついに登場する。

ヘッドセットを用いて、PSPを電話のように使うことが可能になる

ヘッドセットを用いて、PSPを電話のように使うことが可能になる


 8月末にドイツのライプチヒで開催された、欧州最大のゲームの祭典「ゲームズ・コンベンション2007」で発表された「Go!Messenger」は、ブリティッシュ・テレコミュニケーションズ(BT)とソニーコンピュータエンタテインメント・ヨーロッパ(SCEE)の共同開発による、Wi-Fi通信サービスパッケージ。PSPのファームウェア・アップデートを行うと、同サービスパッケージがインストールされるので、PSPのアプリケーションとして使用する。

 これによりユーザーのPSPは、自宅の無線LANターミナルや公衆のWi-Fiホットスポットなどへ接続できるようになる。VoIP技術(ボイスオーバーインターネットプロトコル。TCP/IPを利用して音声データを送受信する仕組み。IP電話に利用されている技術)により、ヘッドセットを使いPSPを電話のように使うことが可能になる。PSP専用ビデオカメラキット「Go!Cam」を取り付ければ、ゲーマー同士でビデオチャットも楽しめる。また、新しいオンスクリーン・キーボードシステムもインストールされるので、インスタントメッセンジャーとして使うこともできるという。

 「Go!Messenger」は、SCEEが今後提供していくGo!ブランドの一つ。SCEEの管轄には、現在約850万のPSPユーザーがおり、SCEEのPSP欧州マーケティングマネージャーのStephane Hareau氏は、「PSPはGo!Messengerにより、既存のマルチメディア経験に新境地を開拓し、ユニークなコミュニケーション機構をもたらすことでしょう」と語る。

 「Go!Messenger」がインストールできるファームウェアの公開は、2008年1月の予定。最初にサービスが提供されるのは、英国、フランス、ドイツ、スペイン、イタリアの五ヶ国で、その後順次、SCEE市場にサービスを拡大していくとしている。現時点では、米国やアジア諸国へのサービス提供は未定とのことだが、日本のPSPユーザーにとっても「使える」サービスになるのは間違いないこのWi-Fi接続パッケージ、日本でのサービス開始を心待ちにしたいところだ。
( 角田早苗 )

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