米小売店ターゲット、今年はバーチャルファッションショー

2007年11月20日(火)

[ 62 号]

 【アメリカ・ニューヨーク】アメリカ大手小売店チェーンの「ターゲット」が、11月6日と7日、モデルなしのバーチャルファッションショーを開催した。開催されたのは、ニューヨークでも由緒あるグランドセントラル駅。マンハッタンで初のターミナル駅として知られるグランドセントラル駅は、今や電車の発着する駅にとどまらず、有名なレストランやカクテルバー、また50店を越える各専門店が各コンコースに集まり、マンハッタンのランドマーク的存在となっている。

ユーチューブで閲覧できるファッションショーの様子

ユーチューブで閲覧できるファッションショーの様子


 当日、ショーが行われた駅構内のバンダービルトホールには、ホログラムを使った二次元モデルで映し出された秋冬コレクションのアパレル商品などが空中を舞い、さらには通常のモデルの代わりに、顔と胴体の部分がない洋服だけがバーチャルステージを歩き、その映像はまるで3D化されたイメージのように見えた。ショーは初日の6日は正午から深夜にかけて、2日目の7日は午前6時から午後7時にかけて各10分ごとに映像が繰り返された。

 ターゲットのユニークな宣伝活動は今年に始まったわけではなく、数年前もマンハッタンにあるロックフェラービルの外壁を、ハーネスをつけたスタントモデルたちが歩くという「垂直型ファッションショー」から有名。今年のバーチャルファッションショーの企画について、ターゲットの副社長トリッシュ・アダム氏は、「モデルなしファッションショーならば、誰もが最前列を確保でき、ショーのメインであるアパレルやアクセサリーなどの商品が良く見えます」、「ホログラムを駆使したモデルもランウェイステージもない初のファッションショーは、ファッション好きの人々が気軽にアクセスできる機会です」と話す。

 ターゲットは、このファッションショーで100万人の観客を予想(観客数は発表されていない※)、さらにウェブからの効果も期待していると言う。また携帯では、ショーが行われた6日以前にテキストメッセージでターゲットの番号(827438)に「model-less」と送信した人に限って、後日携帯用のビデオ画像が送られたという。現在ユーチューブでもビデオが放映されている(※)。

※11月9日現在


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