インテルは4月2日、上海で開催されたIntel Developer Forum(IDF)において、モバイル端末用のCPU、Centrino Atom(開発コード名:Silverthorne)を正式発表。同日日本でも記者会見にてお披露目された。
新CPU、Atomは非常に小さく、14ミリ×13ミリと指先サイズだ。インテル最小のプロセッサと呼ばれており、45nm(ナノメートル)プロセス技術によって、動作周波数は800MHz~1.86GHzと高速だ。同時にモバイル機器の要でもある省電力化も実現しており、待機時の消費電力は80~100ミリワット、動作時で160~220ミリワット。熱設計電力は一般的なノートPCのチップは35ワット程度であるのに対して、0.65~2.4ワットと驚異的な値だ。
インテルは、これらのCPUが次世代MID(Mobile Internet Device)のコアとして使用されることを想定している。日本での記者会見会場でもすでにクラリオン、松下、東芝、富士通がそれぞれAtom搭載MIDを展示。これまでのUMPC(Ultra Mobile PC)とは違い、ポケットに入る大きさを想定しているため非常にコンパクトだ。しかしAtomはx86アーキテクチャを継承しており、高速モデルではHT(ハイパースレッティング)にも対応している。つまり小型端末用のCPUでありながら、Windows Vistaまで稼働できる端末ができるのだ。実際、今回展示されたMIDではVistaが動いているものが見られた。「フルシステムを積んだMID」が展開できるということは、従来はPCでしかできなかった多くのことが小型端末で実現できるということでもある。
この汎用性の高さは、もうひとつの可能性を示唆している。x86アーキテクチャはほぼ全てのOSに対応しており、ウィンドウズだけでなくLinux、unix、そしてMac OS Xも稼働する。Mac OS Xが動くモバイル端末といえば、見えてくるのはiPhoneだ。すでにインテルCPUで動いているOS XがベースのiPhone OSは当然インテルCPUに対応可能であり、より高速かつ高機能なiPhone、あるいはそれに類する端末が登場する可能性はある。もちろんiPhoneだけではない。AndroidやLiMoはLinuxベースの携帯OSだ。これらも、Atomに対応できるだろう。将来的にはスマートフォン市場はAtom、あるいはその後継CPUに切り替わっていく可能性が高いと見ていいのではないだろうか。実際、上海では次世代CPUとクレジットカードよりも小さな基盤、「Moorestown」も発表されており、来年の登場が予告されている。
インテルは今回のAtom発表と同時に、Atom搭載端末の利用モデルに関するアイデア募集、および搭載端末の活用を促進するユニークなアプリケーション開発のコンテストを開催することを発表した。一般ユーザー向けの「利用モデル・アイデア」部門は2008年7月と10月をめどに2回に分けて優秀作品を発表する予定。一般ユーザーおよびソフトウェア開発者を対象とする「アプリケーション開発」部門は10月末をめどに優秀作品を発表する予定だ。応募期間は4月10日から10月1日まで。優秀賞には賞金とMID端末、あるいは開発ツールが贈られる。「ポケットに入れて持ち歩けるモバイル端末」を活かしたアイデアがあれば、応募してみてはいかがだろうか。
新CPU、Atomは非常に小さく、14ミリ×13ミリと指先サイズだ。インテル最小のプロセッサと呼ばれており、45nm(ナノメートル)プロセス技術によって、動作周波数は800MHz~1.86GHzと高速だ。同時にモバイル機器の要でもある省電力化も実現しており、待機時の消費電力は80~100ミリワット、動作時で160~220ミリワット。熱設計電力は一般的なノートPCのチップは35ワット程度であるのに対して、0.65~2.4ワットと驚異的な値だ。

米国1セント硬貨よりも小さいAtom CPU
インテルは、これらのCPUが次世代MID(Mobile Internet Device)のコアとして使用されることを想定している。日本での記者会見会場でもすでにクラリオン、松下、東芝、富士通がそれぞれAtom搭載MIDを展示。これまでのUMPC(Ultra Mobile PC)とは違い、ポケットに入る大きさを想定しているため非常にコンパクトだ。しかしAtomはx86アーキテクチャを継承しており、高速モデルではHT(ハイパースレッティング)にも対応している。つまり小型端末用のCPUでありながら、Windows Vistaまで稼働できる端末ができるのだ。実際、今回展示されたMIDではVistaが動いているものが見られた。「フルシステムを積んだMID」が展開できるということは、従来はPCでしかできなかった多くのことが小型端末で実現できるということでもある。
この汎用性の高さは、もうひとつの可能性を示唆している。x86アーキテクチャはほぼ全てのOSに対応しており、ウィンドウズだけでなくLinux、unix、そしてMac OS Xも稼働する。Mac OS Xが動くモバイル端末といえば、見えてくるのはiPhoneだ。すでにインテルCPUで動いているOS XがベースのiPhone OSは当然インテルCPUに対応可能であり、より高速かつ高機能なiPhone、あるいはそれに類する端末が登場する可能性はある。もちろんiPhoneだけではない。AndroidやLiMoはLinuxベースの携帯OSだ。これらも、Atomに対応できるだろう。将来的にはスマートフォン市場はAtom、あるいはその後継CPUに切り替わっていく可能性が高いと見ていいのではないだろうか。実際、上海では次世代CPUとクレジットカードよりも小さな基盤、「Moorestown」も発表されており、来年の登場が予告されている。
インテルは今回のAtom発表と同時に、Atom搭載端末の利用モデルに関するアイデア募集、および搭載端末の活用を促進するユニークなアプリケーション開発のコンテストを開催することを発表した。一般ユーザー向けの「利用モデル・アイデア」部門は2008年7月と10月をめどに2回に分けて優秀作品を発表する予定。一般ユーザーおよびソフトウェア開発者を対象とする「アプリケーション開発」部門は10月末をめどに優秀作品を発表する予定だ。応募期間は4月10日から10月1日まで。優秀賞には賞金とMID端末、あるいは開発ツールが贈られる。「ポケットに入れて持ち歩けるモバイル端末」を活かしたアイデアがあれば、応募してみてはいかがだろうか。

利用モデル・アイデア/アプリケーション・コンテストの詳細(http://www.intel.co.jp/jp/personal/campaign/centrinoatom/)
(
矢橋司
)
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