ヤフーミュージックとiTunes Storeが連携して、音楽配信サービス「ミュージックダウンロード on iTunes」を開始した。ヤフーの利用者は、ヤフーミュージックからワンクリックでiTunes Storeへアクセスでき、音楽の試聴、購入が可能となった。ヤフーミュージック経由でiTunes Storeにアクセスし、楽曲の購入が成立するとヤフーにアフィリエイト報酬が入るしくみが採用されているようだ。
このサービスの開始は、“少なくとも”大手同士のタッグだが、ヤフーがポータルとして、ネットビジネス界に君臨してきたことを考えると、大きな転換点と言えるように思える。ヤフージャパンが、「人を集める場所」から「人を流通に結びつける場所」へ大きくシフトチェンジしていくことになる。今回の動きは、王者たるヤフーなればこそ示せる、ポータルの方向性や再定義を予見する歴史的な方向転回なのではないかということだ。
この連携はまた、米国で発売され注視されるアップルのiPhoneが、日本ではソフトバンクから発売される可能性も連想させる。
最近になり、NTTドコモもiPhone獲得に興味を寄せているとの報道がなされたが、iTunes Storeとの連携をした現時点では、ソフトバンクが数歩リードということになるだろうか。iPhoneのW-CDMA/3G版の製造を決めれば、第三世代のグローバルスタンダード方式の潮流をW-CDMAへ引込む効果が期待できるだろう。日本で定着したiPod人気に乗ってiPhone人気が大いに予想されるところだ。
その方向転回の内容を示した「パートナーカンファレンス2007」では、人を集めるという従来型の戦略から「ソーシャルメディア化」を加速させ、携帯デバイス等を見込んだ「エブリウェア化」、ヤフージャパンIDの外部開放も視野に入れた「オープン化」への取り組みが発表された。ソーシャルメディア化は、利用者が積極的にサービス、コンテンツに参加することで、サイトの活性化につなげ、滞在時間を伸ばすことが狙い。現在ある百を越すサービス全てのソーシャルメディア化を目指す。今年になって「ヤフーブックマーク」「ヤフービデオキャスト」がサービスインし、ヤフーニュースには「みんなの感想」や「ヤフー知恵袋に質問する」など他サービスへの誘導が用意され、「はてなブックマーク」「Buzzurl」といったソーシャルブックマークサービスのボタンも配置されている。オープン化については、ヤフーニュースは、記事の配信元サイトや外部サイトへのリンクに積極的でなくヤフージャパンに集まったトラフィックをサイト内に留める傾向にあったが、これをパートナーサイトに誘導し、共同で広告・課金ビジネスを展開、収益をシェアしていく方向にシフトするという内容。
ここで、ヤフージャパンが牽引してきた日本のインターネット動向にも触れておく。ネットレイティングスによる2007年5月度のインターネット利用動向の調査では、家庭からの月間利用者数でヤフージャパンが4000万人に到達したことを発表。インターネット視聴者全体に占めるヤフージャパンの利用者比率は88%。月間ページビューは、家庭と職場からの利用の合算が318億ページビューで、日本の約3倍のネット人口を持つ米国の316億ページビューを上回る。つまり、ヤフージャパンのページビューは世界一を誇る。
ヤフーミュージックとiTunes Storeの連携は、インターネット利用者のニーズの多様化が王者ヤフーにも変容を迫る時代に突入した証と言える。ヤフーは、年明けにはトップページのリニューアルが予定され、その戦略が注目される。
このサービスの開始は、“少なくとも”大手同士のタッグだが、ヤフーがポータルとして、ネットビジネス界に君臨してきたことを考えると、大きな転換点と言えるように思える。ヤフージャパンが、「人を集める場所」から「人を流通に結びつける場所」へ大きくシフトチェンジしていくことになる。今回の動きは、王者たるヤフーなればこそ示せる、ポータルの方向性や再定義を予見する歴史的な方向転回なのではないかということだ。
この連携はまた、米国で発売され注視されるアップルのiPhoneが、日本ではソフトバンクから発売される可能性も連想させる。
最近になり、NTTドコモもiPhone獲得に興味を寄せているとの報道がなされたが、iTunes Storeとの連携をした現時点では、ソフトバンクが数歩リードということになるだろうか。iPhoneのW-CDMA/3G版の製造を決めれば、第三世代のグローバルスタンダード方式の潮流をW-CDMAへ引込む効果が期待できるだろう。日本で定着したiPod人気に乗ってiPhone人気が大いに予想されるところだ。
その方向転回の内容を示した「パートナーカンファレンス2007」では、人を集めるという従来型の戦略から「ソーシャルメディア化」を加速させ、携帯デバイス等を見込んだ「エブリウェア化」、ヤフージャパンIDの外部開放も視野に入れた「オープン化」への取り組みが発表された。ソーシャルメディア化は、利用者が積極的にサービス、コンテンツに参加することで、サイトの活性化につなげ、滞在時間を伸ばすことが狙い。現在ある百を越すサービス全てのソーシャルメディア化を目指す。今年になって「ヤフーブックマーク」「ヤフービデオキャスト」がサービスインし、ヤフーニュースには「みんなの感想」や「ヤフー知恵袋に質問する」など他サービスへの誘導が用意され、「はてなブックマーク」「Buzzurl」といったソーシャルブックマークサービスのボタンも配置されている。オープン化については、ヤフーニュースは、記事の配信元サイトや外部サイトへのリンクに積極的でなくヤフージャパンに集まったトラフィックをサイト内に留める傾向にあったが、これをパートナーサイトに誘導し、共同で広告・課金ビジネスを展開、収益をシェアしていく方向にシフトするという内容。
ここで、ヤフージャパンが牽引してきた日本のインターネット動向にも触れておく。ネットレイティングスによる2007年5月度のインターネット利用動向の調査では、家庭からの月間利用者数でヤフージャパンが4000万人に到達したことを発表。インターネット視聴者全体に占めるヤフージャパンの利用者比率は88%。月間ページビューは、家庭と職場からの利用の合算が318億ページビューで、日本の約3倍のネット人口を持つ米国の316億ページビューを上回る。つまり、ヤフージャパンのページビューは世界一を誇る。
ヤフーミュージックとiTunes Storeの連携は、インターネット利用者のニーズの多様化が王者ヤフーにも変容を迫る時代に突入した証と言える。ヤフーは、年明けにはトップページのリニューアルが予定され、その戦略が注目される。
(
植田鉄也
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『 ヤフーの転回 ポータルの変容 』に対する






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