最近相次いで発表されたインターネット動画関連の調査結果は、ユーチューブの圧倒的強さを示した。
オンライントラフィック計測会社Hitwiseが6月末に発表したレポートによると、ユーチューブの2007年5月の市場シェアは60.2%で、調査した65の動画サイト中、第一位。二位はMySpace Videosで16.08%だった。
調査会社Comscoreも、米国動画サイトに関する調査レポートで「ユーチューブの市場シェアは6割2強」と発表している。日本でも、先日ネットレイティングスが、「動画系サイトの最新利用状況」として5月の月間利用者数を発表しているが、やはりユーチューブが1164万8000人でトップ。二位はdailymotionの163万6000人、三位はニコニコ動画の135万4000人だった。
ユーチューブの独走は、トラフィックシェアの伸び率からも分かる。2007年1月~5月に、米国市場でシェアを70%拡大。それに比べて、その他の64サイトの伸び率は約8%だったという。Hitwiseは、米国だけでなく英国でのユーチューブの台頭も示唆している。ここ2年、英国でエンタテインメントサイトのナンバーワンはBBCだが、昨年10月からユーチューブが二位になり、追ってきているというのだ。現在BBCは、全ウェブサイトランキングの14位で、訪問率は0.82%。対してユーチューブは25位で0.81%。ユーチューブがBBCを追い抜くのは時間の問題と言われている。
まるでユーチューブの一人舞台のようだが、これらの調査で名の挙がった他の動画系サービスの多様さは、今後の胎動を予感させる。
先頃詳細が発表された、マイスペースの動画サイト「MySpaceTV」もその一つ。巨大SNSのマイスペースから立ち上がるこの新ポータルは、プロとアマチュア(ユーザー)の動画両方を発信する仕組みを持つ。ライバルはズバリ、ユーチューブの様子。
著作権のあるコンテンツをP2P配信で提供する「Joost」は、高画質な動画、高速配信、完全著作権保護を売りに、ネットTV界に殴りこみをかける。
「Veoh(ヴィオ)TV」は、Joostとユーチューブの中間に位置するようなサービス。6月末にβ版を発表したVeohTVは、インターネット上の動画を検索し視聴することができる。ウェブブラウザでサイトを検索し見るのと同じで、ストリーミングビデオの検索と再生も著作権侵害にはならない、というのが同社のCEOシャピロ氏の考えだ。Joost同様、専用アプリケーションを使いP2P配信で、ユーチューブよりも高画質な画像を提供する。
「metacafe」は、イスラエル発の動画共有サービス。投稿動画を何でも流すユーチューブとは異なり、投稿時に同社のアルゴリズムによりフィルタリングされ、クオリティの高いものだけが選ばれて新規公開される。また、「プロデューサー・リワード」という投稿動画の広告収益システムがあり、報酬を投稿者とmetacafeで分け合うことが可能。ビューが多い動画には多くの報酬が与えられる。100ビューで1ドル、2万ビューで100ドルで、現在のナンバーワンは、4万2000ドル以上(日本円にして500万円)稼いでいるというから凄い。
その他にもdailymotion、Revverなどの名があるが、ユーチューブの後に控える動画サイト群は、独自の趣向でユーザーの幅広いニーズに対応してきている。話題先行の《動画共有》の季節を越え、《ネットTV》としての普及までみせつつ拡大するネット動画のフィールドで、各々の独自性が実を結ぶのはまだまだこれから。この先「次代のテレビ」として、視聴者を獲得するのはどのサービスか。
オンライントラフィック計測会社Hitwiseが6月末に発表したレポートによると、ユーチューブの2007年5月の市場シェアは60.2%で、調査した65の動画サイト中、第一位。二位はMySpace Videosで16.08%だった。
調査会社Comscoreも、米国動画サイトに関する調査レポートで「ユーチューブの市場シェアは6割2強」と発表している。日本でも、先日ネットレイティングスが、「動画系サイトの最新利用状況」として5月の月間利用者数を発表しているが、やはりユーチューブが1164万8000人でトップ。二位はdailymotionの163万6000人、三位はニコニコ動画の135万4000人だった。
ユーチューブの独走は、トラフィックシェアの伸び率からも分かる。2007年1月~5月に、米国市場でシェアを70%拡大。それに比べて、その他の64サイトの伸び率は約8%だったという。Hitwiseは、米国だけでなく英国でのユーチューブの台頭も示唆している。ここ2年、英国でエンタテインメントサイトのナンバーワンはBBCだが、昨年10月からユーチューブが二位になり、追ってきているというのだ。現在BBCは、全ウェブサイトランキングの14位で、訪問率は0.82%。対してユーチューブは25位で0.81%。ユーチューブがBBCを追い抜くのは時間の問題と言われている。
まるでユーチューブの一人舞台のようだが、これらの調査で名の挙がった他の動画系サービスの多様さは、今後の胎動を予感させる。
先頃詳細が発表された、マイスペースの動画サイト「MySpaceTV」もその一つ。巨大SNSのマイスペースから立ち上がるこの新ポータルは、プロとアマチュア(ユーザー)の動画両方を発信する仕組みを持つ。ライバルはズバリ、ユーチューブの様子。
著作権のあるコンテンツをP2P配信で提供する「Joost」は、高画質な動画、高速配信、完全著作権保護を売りに、ネットTV界に殴りこみをかける。

http://www.veoh.com/
「Veoh(ヴィオ)TV」は、Joostとユーチューブの中間に位置するようなサービス。6月末にβ版を発表したVeohTVは、インターネット上の動画を検索し視聴することができる。ウェブブラウザでサイトを検索し見るのと同じで、ストリーミングビデオの検索と再生も著作権侵害にはならない、というのが同社のCEOシャピロ氏の考えだ。Joost同様、専用アプリケーションを使いP2P配信で、ユーチューブよりも高画質な画像を提供する。

http://www.metacafe.com/
「metacafe」は、イスラエル発の動画共有サービス。投稿動画を何でも流すユーチューブとは異なり、投稿時に同社のアルゴリズムによりフィルタリングされ、クオリティの高いものだけが選ばれて新規公開される。また、「プロデューサー・リワード」という投稿動画の広告収益システムがあり、報酬を投稿者とmetacafeで分け合うことが可能。ビューが多い動画には多くの報酬が与えられる。100ビューで1ドル、2万ビューで100ドルで、現在のナンバーワンは、4万2000ドル以上(日本円にして500万円)稼いでいるというから凄い。
その他にもdailymotion、Revverなどの名があるが、ユーチューブの後に控える動画サイト群は、独自の趣向でユーザーの幅広いニーズに対応してきている。話題先行の《動画共有》の季節を越え、《ネットTV》としての普及までみせつつ拡大するネット動画のフィールドで、各々の独自性が実を結ぶのはまだまだこれから。この先「次代のテレビ」として、視聴者を獲得するのはどのサービスか。
(
角田早苗
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『 ユーチューブの次は? 鬩(せめ)ぎ合う動画サイト 』に対する






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