
UHF放送局の番組は視聴可能地域が限定される。今回の試みで視聴者の裾野が広がった 《ブランドチャンネル》 http://jp.youtube.com/tokyomx
東京メトロポリタンテレビジョン株式会社は7月12日、グーグルと提携し、人気動画共有サイト「ユーチューブ(日本語版)」にブランドチャンネルを開設した。地上波で初の本格参入となるブランドチャンネルでは、同社が提供するニュースやバラエティ番組を、ウェブ上で誰もが視聴できることになり、これはUHF放送局としても画期的な試みでもある。同社編成局長の本間氏は、グーグルとの提携について、
「昨年の秋に、『グーグルジャパン』とチャド・ハーレー氏(ユーチューブの創始者)が訪ねてきた際、通常の投稿という形式ではなく、海外の『NBC』や『BBC』のように公式サイトとして活用してみてはどうかという話があり、弊社は権利問題等もクリアしやすい環境なのでやってみようということになりました」と語る。
放送と通信の融合を積極的に取り組んできた同社では、他局に先駆けて昨年の8月から、アメリカ版のユーチューブに、全国のブロガー向け番組『Blog TV』をほぼリアルタイムでアップロードしており、今回のブランドチャンネル開設のきっかけともなった。
ブランドチャンネル第一弾として、同社の人気番組である東京に密着した情報を提供する「TOKYO MX NEWS」や「石原都知事定例会見」、立川談志と野末陳平が世相を切る「談志・陳平の言いたい放だい」の3番組をアップロードした。参院選前は、ニュース番組へのアクセス数が上昇したそうだ。今後はインディーズ系専門の音楽紹介番組など順次増やす予定である。
昨年から海外のレコード会社4大レーベルは、ユーチューブとのライセンス契約を結んでおり、連携に前向きな姿勢を見せている。しかし、現在の日本においては著作権など解決すべき問題がいくつかある。ユーチューブと放送事業のこれからについて、本間氏は、
「ユーチューブはツールとして優れているので、両者とも良い関係になっていくと思います。何事も初めは、従来の法律や制度になかなか馴染まないものも多いですが、やはり世の中の人が便利で面白いと思えば、法制度自体を変えていかなければいけない」と語った。
ユーチューブに対して否定的な考えを持つ各局の中で、同社の試みは視聴者にとって嬉しいサービスである。今後は地デジやワンセグ同様に、インターネットでのテレビ視聴という形が一般的になるかもしれない。
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石田絢子
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『 地上波初 YouTube(日本語版)に本格参入 』に対する






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